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ニューヨークへ行こう!

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3月9日
Metroporitan Museum   F.Schubert & A.Dvorak



■ Metroporitan Museum

外観も雄大


有名なメトロポリタン美術館です。中も巨大ですが、僕は何を見ていいのかよくわからないので駆け足です。何やらレオナルド・ダ・ヴィンチの特別展をやっていたらしく、その部屋に入るのだけすごい行列ができてましたが、他の部屋は普通に見られました。そして僕は普通に中で迷子になりました。ちょっと広すぎです。

ほんとに世界中からあらゆるものを集めてやったぜみたいな感じで、金に物を言わせる富豪の文化です。アジア系のもたくさんあったのですが、日本の部屋は残念ながらreinstall中ということで見られませんでした。

写真撮ってもOK エントランス




■ F.Schubert & A.Dvorak

開演を待つ

最終日はシューベルトの4番とドヴォルザークの新世界。前半は「悲劇的」と名のついたシューベルトの4番です。マイナーな曲ですがアーノンクールは割と頻繁にこの曲を取り上げます。昨日みたいにうとうとしないようにと気合を入れて臨んだわけですが.....

今目の前でとんでもない演奏が繰り広げられてるってことに気づくのに時間はかかりませんでしたよ。

いやーすごいです。ついつい引き込まれてしまいますね。曲の冒頭から、昨日までとは明らかに雰囲気が違います。初日はあれだけざわついていた客席が静まりかえってます。特別大きい音を出すと言うわけでもなく、音程も時々ハモってるのかどうか怪しい部分もあるんだけど、それでもいやが上にも舞台に全神経が行ってしまいます。何がこんなにすごいのかいろいろ考えてみたのですが.....

彼らのプライド。またはプロ意識。

それ以外には言葉が思い浮かびません。よくウィーン・フィルは昔からの楽器を使って伝統の音色を守ってるんだとか、金管楽器の製作・メンテに日本の某メーカーが入ってから音が全然悪くなってしまったとか、そういうことを言う人がいるけど、そんな表面的なことなどどうでもいいんだと思えました。ウィーン・フィルの本当にすごいところは精神的な部分なんだと思います。

後半はドヴォルザークの新世界。ドヴォルザークのアメリカ時代の代表作で、このカーネギーホールで世界初演が行なわれた曲でもあります。前半のシューベルトがあまりにすごかったので期待も高まりますが、それをはるかに上回る演奏!静と動のコントラストも大きく、特に2楽章の美しさには息を呑みましたよ。初日に最後まで調子の出なかったホルンも完璧な演奏で、その場その場に完璧にマッチした音で吹き分けます。アーノンクールの何度もこぶしを振り下ろす指揮ぶりが、固定観念と戦い続けてきたこの人の生き様を如実に現しているようだったし、その指揮と出てくる音楽が完璧に一致しているのにも驚愕しました。......と言葉でいろいろ書いてはいますが、こういう時に言葉の不完全さを嫌というほど思い知ります。あの場に居合わせなければ感じ取れなかったものがあまりにもたくさんあったということです。

このような演奏の後では当然ですが、最後の音が消え入った後にはほとんどの人が立ち上がっての嵐のような拍手です。指揮者やコンサートマスターは、当然のことをしたまでとあくまで冷静です。1975年にベームが来日した際、伝説のブラームス演奏の翌日、インタビューで「昨日のような演奏をするから、ウィーン・フィルは素晴らしいんだ」と言っていた、その素晴らしさをはっきりと認識しました。僕にとっての世界最高のオーケストラは今やダントツでウィーン・フィルです。カラヤンは「指揮者とオーケストラが冷静で聴衆が興奮した時が一流の指揮者」と言いましたが、まさに一流の至芸を堪能しました。

アンコールはスラヴ舞曲Op72-2。隣の中国人が「今のはなんという曲アルカ?」と聞いてきました。どうして僕に聞くんだよと思いつつ「すらぼにっくだんすダ」と言ってやりました。しかし彼女は理解できなかったようです。こんな有名な曲知らんのかよと思いながら、僕の発音が悪かったのか、英語で別の呼び方があったのか、本当に彼女は何曲もあるスラブ舞曲の1つも知らなかったのか、疑問を抱えながらホールをあとにしました。



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