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■ ニューヨーク入り 午前中に成田発のため、前日から夜行バスで東京へ移動。バスは疲れます。東京駅から成田空港も遠いですね。 さて、一昨年のテロ以来セキュリティチェックが厳しいのは知ってましたが、なんと出国の際からトランク開けての荷物チェックです。そして13時間のフライトでJ・F・ケネディ空港に到着。日付変更線のおかげで朝11時に出て朝9時40分に到着で矛盾を感じ、その後割と甘かった入国検査。無料バスで地下鉄HowardBeach駅まで移動。7日間フリーパス(5日間しか滞在しないけどこれの方が割安)を購入してホテルへ。 それにしても驚いてしまったのが、すごい雪なんですよ。まぁ日本だと東北くらいの緯度だから当然ではあるんだけど、ほんとこの時はとんでもない所へ来てしまったなぁとかなり後悔したのでした。
![]() ■ Ground Zero & Trinity Church
ヤンキース松井に倣い、まずはGround Zeroへ。周りではもう普通の生活が戻っているような雰囲気で、あんな事件があったところとはまるで想像できません。観光っぽい人が普通に写真撮ったりしてました。でもさすがにこの雪で人出は少なかったんだろうと思います。
すぐ近くのトリニティ教会では、毎週木曜日の午後1時から、無料のコンサートが開かれています。この日は管楽五重奏。僕は途中からしか聴けませんでしたが、妙に人が良さそうな演奏者たちでした。
それにしても寒い!このまま自由の女神も見に行く予定だったのですがやめにして、早々にホテルへ退散したのでした。 ![]() ■ Carnegie Talks
夜はカーネギーの小ホール、Weill Recital Hallで "Carnegie Talks"、指揮者のニコラウス・アーノンクールと、カーネギーホールのArtistic Advisor、Ara Guzelimianさんのトークショーです。全世界に放送されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでもドイツ語でしか挨拶しないアーノンクールですが、さすがにこの日は英語で話してました。 しっかし、こういう時にほんと英語できるといいなぁと思うんだよね。ほとんど内容理解できませんでした。何かジョークを言ってみんな笑っている時でも僕だけ笑えませんでした。まぁでも大体いつも言ってるようなことを言ってたんだと思うんですけどね、ヨハン・シュトラウスはバッハやブラームスと同等な素晴らしい作曲家だとか、16分音符が並んでいたら全部同等に弾くんじゃなくてステファン・グラッペリの演奏のように各々の音に優劣をつけるんだとか、昔の指揮者はこうしろと言うだけでWhyは説明してくれなかったとか、その程度しか理解できませんでした。やれやれ。 一通り話したところで、質問コーナー。聴衆からの質問に生真面目に答えていきます。やっぱり向こうではこういう時に次々に質問が出るんですね。かなり昔にスズキメソードのT田先生の公開レッスンを見に行ったときに、やっぱり最後に「何かありますか」って聴衆の方に聞いてくれたのに誰も何も言わなくて、N先生ご子息と2人で「向こうの人だったらいろいろ質問が出るんだろうねー」なんて話したのを思い出しました。あの時は後で「名古屋支部のバイオリン独特のカマキリ奏法についてどう思われますか」って聞いてみればよかったと本気で後悔したんだっけか。 話を元に戻すと、皆さんかなり面白い質問してましたよ。ウィンナワルツを指揮する時に実際に踊ることを想定して解釈をするのかとか、いかにもアメリカらしい、ウィーン・フィルは女性も入れるようになったけど実際に今女性の団員は何人いるんだとか。前者の質問の答えは忘れてしまったけど、後者は確か、ウィーン・フィルは国立歌劇場の団員からその時々で選ばれるから今何人かはわからない、でも歌劇場のオーケストラには何人かいるんじゃないかって答えていたような。あとは、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」で、あなたは僕の先生が教えてくれたのよりめちゃめちゃ速く演奏してるけどどうしてそういう解釈に至ったのかっていう質問で、楽譜からだ、あれは8分音符が1拍じゃないんだ、って言ってましたね。そして一番困ってたのが、ベルリン・フィルとウィーン・フィルが世界の二大オーケストラだってことになってるけど、あなたもそう思うのか、その2つではどっちが上だと思うのか、って質問。会場爆笑でアーノンクールも苦笑い。音楽は言語から来ているんだ、言語の特徴も違うからそれぞれの特徴も違うんだ、って言ってお茶を濁してました。 以上は僕のつたない英語力からの解釈なので、全然違う話になってしまっている可能性が多々あります。
でも日本ではこういう演奏者の生の声を直接聞ける機会はなかなかないですからね、興味深い体験ではありました。
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