はやしひろおのホームページ/散文系 バッハな旅2002/ポツダム


ポツダム


ポツダムのブランデンブルク門
なんか空が恐いです


「ポツダム宣言」で有名なポツダムです。ベルリンから電車で30分くらい。プロイセンのフリードリヒ大王が夏の離宮として作ったサンスーシ宮殿は広大な庭園の中にありますが、この庭園はめちゃめちゃ広くてちゃんと回ろうと思ったらほとんど1日がかりです。今回はサンスーシ宮殿を見ただけで終わってしまいました。




サンスーシ宮殿 "SANS SOUCI" と書いてあるんだけど
小さくしたら読めませんね


宮殿内はガイドツアーで回るのみ、自由に出入りはできません。観光シーズンだと何時間も待たされることもあるそうですが、余裕ですぐ次の回で見ることができました。というか寒すぎ。観光には最悪のシーズンです。

ガイドはドイツ語のみ、最初に英語or日本語の資料が貸してもらえたらしいのですが、ぼさっとしてたらもらえませんでした。というわけでドイツ語の説明聞いてるだけでわけわかりません。中では床に傷をつけないためか妙にでかいスリッパを渡されて、靴履いた上からスリッパ履いて歩きにくいことこの上なし。でも大国プロイセンのトップが過ごすにはこじんまりとしていて、1つ1つの部屋も小さなものでした。音楽の間にはフリードリヒ大王が吹いたかもしれないフルートとカール・フィリップ・エマヌエル・バッハが弾いたかもしれないチェンバロが置いてありました。このフリードリヒ大王は音楽に造詣が深かったらしく、フルートの名手クヴァンツも彼に仕えていましたし、自分ではフルート吹いたり作曲したりしてます(物好きな人がCDに録音してたりします)。

次男のカール・フィリップ・エマヌエルがフリードリヒ大王に仕えていたせいか、バッハは晩年に長男のヴィルヘルム・フリーデマンとともに大王に謁見しています。その際の有名な話、大王自ら与えた主題に基づいて見事に3声のフーガを即興演奏、続いて6声のフーガを求められた時には自作の主題によって切り抜けた(大王の主題による6声のフーガは後日「音楽の捧げ物」として献呈)という話は、このサンスーシ宮殿での出来事であった可能性もあるようです。

宮殿前はぶどう園らしいのですが、上の写真を見てのとおり、緑色の柵があるだけでなんやよくわかりません。ここは夏に行くべきです。そしてドイツ語のガイドでわけわからなかった腹いせに日本語ガイド本を買ってきました。