はやしひろおのホームページ/散文系 バッハな旅2002/オールドルフ


オールドルフ


エーレンシュタイン城 右手前が市庁舎
奥にあるのがミカエル教会の塔


10歳になるかならないかのうちに両親を亡くしてしまったバッハは、ここオールドルフの教会オルガニストを務めていた長兄ヨハン・クリストフのもとで暮らすことになります。にしてもすごい田舎というか寂しいところです。電車に乗っていてどんどん周りがさびれていくので心配になってしまいましたよ。とんでもないところへ来てしまったなぁって。

このお兄さんがパッヘルベルやフローベルガー等の楽譜を見せてくれなかったので、毎晩月明りの下で写し取ったという逸話もありますね。ヨハン・クリストフはパッヘルベル門下の優秀なオルガニストで、ここのミカエル教会に勤めていたとのことです。ミカエル教会は第二次世界大戦で破壊され、今は妙に目新しい塔が建っているのみです。ドアは閉まってて中には入れませんでした。エーレンシュタイン城の中は博物館になっていてバッハ関係の展示もあったようなのですが、そうとは知らずに通り過ぎてしまいました。

歩いててもほとんど人を見かけませんでしたよ。駅も駅員さんが1人いるのみ、若い人だったけど、客の乗り降りもほとんどない駅だし、こんなところでぼおっと過ごせるなんて、僕としてはかなりうらやましいなぁと思ってしまうのでした。