はやしひろおのホームページ/散文系 バッハな旅2002/ライプツィヒ(2)


ライプツィヒ
(2)


ゲヴァントハウス


ゲヴァントハウスです。メンデルスゾーンも指揮したというゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地。でも戦争で一度破壊されたそうで、伝統ある割にはやけに近代的な建物でした。

さて、正面右手奥のチケット売り場で当日券を買ってから中へ。僕が行った時は残念ながらゲヴァントハウス管の演奏会はなく、MDR交響楽団(中部ドイツ放送交響楽団とでも訳すのでしょうか)、指揮はファビオ・ルイージでした。ロビーではベートーヴェン関係の展示みたいなのやってて、肖像画や自筆譜のコピーなんかが飾ってありました。また、ベルリンのフィルハーモニーと同じように、ここでものど飴食べ放題でした。

でも曲はベートーヴェンとは全然関係なくて、よくわからん現代曲、リストの交響詩(第2番?名前も知りません)、そしてブゾーニのピアノ協奏曲でした。このブゾーニのピアノ協奏曲が大曲で、めちゃめちゃ長い(1時間かそれ以上かかるのではなかろうか)上に男声合唱まで登場するという、手の込んだ曲です。こんな曲生で聴けるとは思わなんだ。開演前にロビーでこの曲のテープ(CD?)を聴きながら指揮者のファビオ・ルイージが説明してました。



さて、中へ入ってみると妙に柔らかな座り心地のいい椅子。そして客席はガラガラです、7割くらいしか埋まってなかったのではないですかね。まぁ曲が曲ですからね。そして年配の人が多い。というかほとんど年配の人ばかり。若者のクラシック音楽離れは深刻です。

1曲目のわけわからん現代曲の前に、またも指揮者による説明会。この人風貌もいかにも学者って感じで、こうやって説明するの大好きなんですかね。曲の部分部分を演奏させながら、というかいきなり打楽器奏者がドイツ語で叫びだすし謎な曲です。長々とした説明のあと演奏された曲自体も長い。曲が進むにつれて客席に疲労の色が濃くなっていき、舞台上のオーケストラの存在がどんどん浮いていきます。終わった後も不可解な雰囲気をにじませた拍手。指揮者に呼ばれて舞台上へやってきた作曲者はすごい髭で松本千津夫(字は適当)を白くしたような感じです。こんな曲2度と演奏されるとは思えないんだけど、本人はたいそう満足げでした。



さすがにこんな曲の後だと、2曲目のリストも妙にわかりやすい曲に聞こえてしまいます。しかもノリがいいです。オーケストラものびのび弾いてます。僕の隣に座ってたおじさんもノリノリです。体は揺らすわ足は踏み鳴らすわ。でも次回からはちゃんと拍に合わせて足踏みしてください。



さて、この日のお目当てブゾーニのピアノ協奏曲です。長いです。それにつまらん。いかにも後期ロマン派って感じでたくさん音符書いててうねうねしてるんだけど、演奏効果は全然上がりません。最終楽章で出てくる男声合唱も必然性が不明。昔FMで聴いた時は面白い曲もあるもんだなぁと思ったけど、この日はとりあえずいろいろやってみたけど失敗してしまいましたって印象でした。



ていうか演奏会長すぎるよ。7時半に開演して終わったのは10時過ぎ。最近のどんどん短くなる(というか短くなり切った)傾向とは逆行してます。疲れました。




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