はやしひろおのホームページ/散文系 ガスパール・カサドについて




ガスパール・カサドについて


2007年8月21日にガスパール・カサドの無伴奏チェロ組曲の第3曲"Intermezzo e Danza Finale" を弾いた際の、
演奏前に行なったちょっとしたTalkの原稿です。


ガスパール・カサドという、有名なチェリストで作曲もする人がいるのですが、 今年はこの人の生誕110周年という区切りの年なので、 カサドの代表作である無伴奏チェロ組曲から第3曲を演奏したいと思います。

ガスパール・カサドはカザルスと同じくスペインの出身で、 子供の頃には20歳ほど年上のカザルスに師事をしていました。 カザルスはご存知のように、スペインの独裁政治に反対する立場をとり、 その態度をどんどん表に出した人でしたが、 カサドは政治にあまり関心がなかったためカザルスの反感を買い、 演奏の際にはカザルスの音楽仲間からボイコットを受けたこともあったようです。

音楽と政治は関わっていた方がいいのか、それとも関わらない方がいいのか、 というのは難しい問題ですが、 カサドはチェロを演奏するだけではなく、自分で曲を書いたり、昔の曲を編曲したりと、 純粋に音楽が好きな人だったのだと思います。

それでは、ガスパール・カサドの無伴奏チェロ組曲から、 スペインの雰囲気が溢れる第3曲、Intermezzo e Danza Finale をお聴きください。

(2007.8.22)