はやしひろおのホームページ/私の独り言

2009年12月31日

「火の鳥」

最近、ストラヴィンスキーの「火の鳥」をいくつか聴いています。ケント・ナガノ指揮のものはいつもながらの律儀な演奏で飽きがこない演奏。ラトル指揮ベルリン・フィルの何年か前のヨーロッパコンサートのものは、指揮というよりオーケストラの超絶技巧を見るべき演奏。とても速いテンポを何事もなかったかのようにこなす管楽器は圧巻で、ほんの一瞬のクヴァントくんのソロも、ほんの一瞬だけですごいとうならせる含蓄の深さ。アバド指揮の2008年ルツェルンフェスティバルのものは、超大編成のオーケストラで迫力の演奏。でも「火の鳥」よりチャイコフスキーの「テンペスト」の方が印象深い。

最近忙しくてなかなか更新できないけど、のんびりやっていきますのでどうぞよろしく。皆様よいお年を。

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2009年11月08日

大野和士&リヨン歌劇場管弦楽団

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昨日はとても楽しみにしていた、大野和士指揮フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団の演奏会を聴きに行ってきました。前半にショーソンの交響曲、後半にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」とストラヴィンスキーの「火の鳥」。

いくつか聴いていた録音の「一糸乱れぬ」という印象は、実演を聴いても全く変わらなかった。この人はどのオケを振っても、張り詰めた緊張感のある、一糸乱れぬ演奏になるなぁ。指揮ぶりはシンプルで明快、余計な動きはせずに拍を刻んでいく。初めて聴いたショーソンの交響曲はメリハリが効いて冗長にならず緊張感を持って聴けたし、つかみどころなく終わってしまいがちな「牧神の午後への前奏曲」も輪郭がはっきりした演奏、「火の鳥」は場面ごとの演じ分けがすごかった。オーケストラの音量も大きく、みんな一生懸命に弾いていた。割と若い人が多めではあったけど、指揮者を中心にまさに一つになった演奏だった。「火の鳥」の最後の音が消えるや否や、うめくような「ブラボー」「すごい」という声があちこちで聞こえた。本当に凄まじかった。こういう演奏会に当たると本当にうれしい。

楽団員が舞台から去った後も拍手は鳴り止まず、指揮者だけ再び舞台上に現れると一段と大きな拍手が。こういう光景はテレビでしか、ベームとかアバドとかでしか見たことなかったけど、名古屋で体験できるとは。もちろん、あまりに素晴らしい演奏には長く拍手を送っていたいというのは当然かと。

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2009年09月23日

ベートーヴェンの7番とか

ばたばたしててなかなか更新できない間に、名市大OBオケの演奏会に出てきました。ベートーヴェンの7番、スメタナの「モルダウ」、レスピーギの「ローマの松」と、弾いたことのない曲ばかりだったけど、さらうのがそう大変じゃなかったので助かった感じ。特にベートーヴェンの7番は素直な譜面だなぁという印象で、さらうのは楽だったけど、その分曲としていまいち完全じゃないというか詰まってないというか、ベートーヴェン自身が8番より7番の方が聴衆の受けがいいことに意外な気持ちを持っていたというのが、弾いてみてよくわかった気がした。

でも第2楽章だけは絶品。こういう曲は淡々と、ため息混じりに世の中に対する諦めの気持ちでもって演奏したいところだったが、自分の演奏に対する諦めの気持ちになってしまいそうだった。

冗談はさておき、今回はABQのギュンター・ピヒラー氏の言葉が思い出されて仕方なかった。曰く、「一流の作曲家の曲は二流のそれよりも、少ない脚色で十分だ。」

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2009年07月20日

はしご

昨日は結婚披露宴のはしごでした。昼の部と夜の部。昼食と夕食がフルコースですよ。これを続けると間違いなくメタボになるね。

夜の部でチェロを弾いてきました。ハイドンの「ひばり」第1楽章とショスタコーヴィチのロマンス。初っ端からプロのバイオリニスト(新婦の妹)によるマジな演奏があって、それを聴いた自分と大学の時からのいつものメンバー達はビビってしまってせっかくの食事をしっかり味わう余裕もなく。でも綿密なリハーサル?のおかげといつものメンバーという気安さも手伝って、楽しく弾けました。僕以外の2人は新婦母に上手になったと褒められ、ご満悦のようでした。

さて、ショスタコーヴィチのロマンスはピアノ五重奏版の楽譜で無理矢理ピアノ四重奏で弾いたけど、U井くんの選曲。とても綺麗ないい曲で、素晴らしい選曲でした。そしてチェロは結構高い音で弾く箇所があるんだけど、これ昔だったら適当にあてずっぽで弾いてただろうなと。今は以前に比べるときちんと左手のポジションを取ろうという意識があるので、割とすんなり弾けた。誰も言ってくれないから自分で言うけど、自分は上手になった。

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2009年06月09日

ランチタイム名曲コンサート

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昨日は宗次ホールへ、長谷部一郎氏のチェロを聴きに行ってきました。お昼11:30からのランチタイム名曲コンサートで、白鳥やエレジーといった有名な曲から、プーランクの「フランス組曲」、ソリマの「アローン」といった珍しい曲まで、正味1時間のコンサート。

この宗次ホールのお昼のコンサートは初めて来たけど、すごいたくさんのお客さんでした。いつもこんなに多いのだろうか。演奏者自身による曲紹介等の話も面白く(こんな面白い人だったなんて!)、とても楽しいコンサートでした。一郎氏は左手のポジション移動がシステマティックで素晴らしく、とても参考になった。パガニーニの「モーゼの主題による変奏曲」が伸びやかで的確で、一番印象に残ったかなぁ。

サン・サーンスの白鳥はいつも思うけど、なんでこんなに有名なのだろうか?他にもたくさんいい曲はあるのに、そして弾くのは実はとても難しいのに、チェロといえば白鳥、という世の中の風潮は未だによくわからないなぁ。

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