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2009年04月28日

モーツァルティアーデ

昨日は「モーツァルティアーデ」と題された酒井淳氏のクラシカルチェロ・リサイタルを聴きに、電気文化会館ザ・コンサートホールへ行ってきました。モーツァルトの四男、フランツ・ザビエル・モーツァルトの「グランド・ソナタ ホ短調」を中心にすえ、これとダンツィの「ドン・ジョヴァンニの主題と変奏」をモーツァルトの2曲の幻想曲ハ短調とニ短調ではさみ、さらにこれらをベートーヴェンの2曲の「魔笛の主題による変奏曲」ではさむ、という手の込んだプログラム。チェロにはガット弦を張り、ピアノはアントン・ワルターのフォルテピアノのコピーと、楽器にもこだわってます。

クラシカルチェロは、思ったより音が通って、わりと後ろの方の席で聴いていたのだけれど全然距離を感じなかった。ピアノとの音量のバランスもいいし、何より低弦の、コントラバスとの相の子のような深い響きがいい。スチール弦ではああいう音が出ないのです。酒井氏の演奏は何年か前にバッハの無伴奏を聴いたのが最後かなぁ、その時よりとても味のある演奏で、とてもよかった。珍しい曲を聴ける楽しさと演奏者の深化を感じる楽しさと、両方楽しめてとてもよかった。

さて、初めて聴くフランツ・ザビエルの「グランド・ソナタ」ですが、沈鬱な第2楽章と快活な第3楽章は興味深く聴いたけど、第1楽章はちょっと冗長に感じた。メンデルスゾーンがチェロソナタ第1番を書いた時に影響を受けたそうだけど、メンデルスゾーンの方がはるかに完成された立派な曲に思える。アンコールでウォルフガング・アマデウスの未完の「アンダンティーノ」を弾いてくれて、これも僕は存在は知っていたけど聴くのは初めてだったんだけど、簡潔な曲ながら不思議と詩情があるような気がするんだなぁ。息子の曲より断然印象深く感じた。アマデウスの曲だと知らされて聴いたからかしらん。

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