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読売日響名曲シリーズ
1/26、読売日響を聴いてきました。このオケを聴くのは初めてです。コンサートマスターは昨年アンサンブル名古屋に出た際に指揮をしていた藤原浜雄氏、そして指揮者は今話題の上岡敏之です。曲は「こうもり」序曲、モーツァルトのピアノ協奏曲23番、ヨゼフ・シュトラウスのワルツ「隠された引力」、そしてR.シュトラウスの「ばらの騎士」組曲という、すべてウィーンがらみと言っていいプログラム。
この上岡敏之という指揮者は見るのは初めてだったんだけど、まだ若いだけあってすごい身振りが大きくて、ちょっと振りすぎなんじゃないかと、特に最初の「こうもり」序曲はオケと全然合ってないように見えたもんだから、いくらなんでも大振りすぎるんじゃないかと思いながら見てました。でもだんだんこちらが慣れてきたのか、モーツァルトの第3楽章になるとピアノのフランク・ブラレイよりもオケの細かい表情付けの方に耳が行くようになった(表情豊かでとても面白い!)し、後半の2曲は指揮とオケがしっかりかみあっていたように感じました。
しかしこの「ばらの騎士」の解釈は、どうなんだろうか?確かにウインナワルツって日本人が思っているより下品なものなんだと思う。けど、面白くはあったけど、もうちょっと流麗で品があってもいいんじゃないかなと思った自分は、新たな世界を受け入れられない頭の堅い人間なのかも。でも曲の最後がドンチャン騒ぎになっちゃってワルツも旋律もへったくれもなくなってしまったのはなぁ。ああいう音圧だけで聴き手を圧倒しようというのは素人のやることみたいでどうしても好きになれないなぁ。
そして昨日の中日新聞の夕刊に、都響、読売日響を含めた4公演の、音楽評論家さまの批評が掲載されてました。音楽の感じ方は人それぞれとはいえ、ああいうのを読むと、音楽評論家というのはいい加減なものだと思ってしまいますね。
東京都響ハーモニーツアー
水曜日ですが、ハーモニーツアーというプロジェクトの一環で名古屋に来た東京都交響楽団を聴きに行ってきました。指揮はレオシュ・スワロフスキーという人で、ブラームスのハンガリー舞曲第1番、ベートーヴェンの「皇帝」、ドヴォルザークの「新世界」。
都響はかなり前に名古屋へ来た時にも聴きに行ってて、その時もとても良かったんだけど、今回はそれにも増して、素晴らしい演奏会だった。演奏の質自体も以前に聴いた時より格段に上がっているし、何より、いい演奏をするんだ、向上するんだ、という気合がひしひしと伝わってくる。プロのオーケストラで向上心をこれほど露骨に感じさせる演奏を経験したのは、僕は初めてだと思う。今でも申し分なく質の高い演奏をするし、まだまだ良くなる、そんなことを感じながら聴いてました。
それと、音が大きい、特にビオラとチェロ。そのせいで響きが分厚くなるし、金管や打楽器がジャンジャン鳴らしても弦が埋没することがない。ハンガリー舞曲はすごい迫力だったし、「皇帝」はピアノのゲルハルト・オピッツ共々輝かしく華やかだったし、「新世界」も力強く熱のこもった演奏だった。
僕にとっては友弦合奏団でお世話になってる人が何人かいるからこんな風に思えてしまうのかもしれず、それは差し引いて考えないといけないのかもしれない。でも、プロのオーケストラがたくさんある東京でも都響の評判は高いというし、またチャンスがあったら是非聴きたいと思わせる演奏だったことに間違いはない。ここまですごいのかと衝撃を受けて帰ってきました。
