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2008年09月27日

苦笑い

今日はアンサンブル名古屋の練習へ行ってきました。こないだの名市大OBオケの時もだけど、あれだけヴァイオリンの音が小さいと、自分とか隣のビオラとかコントラバスが弾き始めるとほとんど聴こえないんでめちゃめちゃ怖い。だいたいあてずっぽうで、この辺!って感じで弾く。シベリウスの最後のとことか、フォルテだったりフォルッテッシモだったり、忘れた頃にいちいちsempre energicoって書いてあったり、曲を書いた人は相当気合入れて書いてるはずなのに、笑みを浮かべながらなでるように弾く意味がわからん。管楽器もほうほうの体。それで笑いが起きたりすると、笑ってる場合か!と思い、ついつい自分も笑ってしまう。自分のは苦笑いだけど。

最近よく聴くのは、「すべてのシベリウス演奏はここから始まった!」らしい、ロベルト・カヤヌスの録音。1930年だか32年だかの録音だけど、割と録音がいいので聴ける。この時代なだけに、テンポも揺れるし縦も合わないことあるけど、なかなかに熱い。我々が普段思ってるシベリウス、北欧の曲は特別だ、フィンランドの自然を感じる(フィンランド行ったことないのになぜわかる)、みたいなイメージってのは、いったいどこから来たんだろうか。

本番まであと2週間。

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2008年09月25日

アンサンブル金沢&クレメラータ・バルティカ

昨日は芸文コンサートホールへ、オーケストラ・アンサンブル金沢とクレメラータ・バルティカの合同コンサートを聴きに行ってきた。曲は前半にシベリウス、後半にグリーグという北欧の曲たち。まずはシベリウスで、アンサンブル金沢による「カレリア」は、こんな流麗な曲だったかしらんというくらい流麗な、全然知らない曲のようで感嘆した。続いてクレメラータ・バルティカのメンバーも加わり、ギドン・クレーメルが登場してのシベリウスのヴァイオリン協奏曲。まさにクレーメル独自のワールド。何か最近は、クレーメルがこういう普通の協奏曲を弾くというだけで、こんなの最近絶対弾いてないよな、ちゃんと弾けるのかな、みたいな、妙な心配をしてしまうんだけど大丈夫。しっかり独自のワールド。指揮者の井上道義氏の前に陣取り、まさに世紀の対決、みたいな。迫真の演奏で手に汗握ったが、何より手に汗握ったのが、いつもは余裕でブイブイ鳴らすコントラバスのおじちゃん、3楽章のジプシーちっくなリズムが上手く弾けずに四苦八苦。指揮者が鋭い視線を飛ばす。「オイゴラァ、ちゃんと弾けって練習の時にも言ったヂャねーか!」「ゴゴゴごめんなさぃ~」普通にキョドるおじちゃん、そしてかなり必死な姿を見てついつい笑ってしまう自分は性悪か。

後半はまずはクレメラータ・バルティカの演奏で、グリーグのホルベルク組曲、そして最後は再び両オケ合同で、「ペール・ギュント」組曲。うわぁペール・ギュントなんて聴いたの何年ぶりだろうか。「山の魔王の宮殿にて」とか、昔こればっかり聴いてたよな、なんて懐かしい気分になりました。

クレーメルが優秀な若い演奏家を集めたクレメラータ・バルティカ、初めて生で聴いたけど、正直どうなんだろう、と思った。完璧に、クレーメルでもってる。こういう若い人を集めたオーケストラというのはいくつもあるけど、この人たちが将来どうやって暮らしていくかを考えると、もっとけしかけて外の世界に出させないと。もちろんもうしてるかもしれないけど。でも今はどっちを向いても上手な人ばかりで、その中で自分を他と差別化していくのは大変だなぁと思う。

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2008年09月23日

うまくいかなかった

一昨日、日曜日は名市大OBオケの本番でしたが、いやー疲れました。疲れるということは多分うまくいってないということで、非常によろしくなかったなぁということ。こんなでは聴きに来てくださった方には失礼で申し訳ないのですが。うまくいくときもあればうまくいかないときもありますが、うまくいかない時にどれくらい持ちこたえられるかが、日々の研鑽の成果だと思うのです。一昨日のはどうだったんだろう。

自分は弾いてないところだけど、チャイコフスキー「1812年」の最初のチェロ4本ビオラ2本のところが一番よかったなぁ。特に3番チェロが、練習の時はいまいち出てなかったけど本番はしっかり音が鳴っていたのがよかった。ブラームスの2番の4楽章は、今まで結構何回も聴いたり弾いたりしてるけど、どうしても散漫な感じになっちゃう。曲のせいなのか解釈のせいなのか技量のせいなのか。

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2008年09月08日

ストラディヴァリウス・コンサート

昨日はしらかわホールへ、ストラディヴァリウス・コンサートと銘打たれた演奏会を聴きに行ってきました。日本音楽財団が楽器を貸与している演奏家たちによるコンサートなので、必然的に若い人たちが多くなるけど、その中でやはり年の功(失礼)というか、竹沢恭子は断然いい演奏するなぁと思ったし、イッサーリスは独自のキャラで攻撃してきた。イッサーリスはプログラミングも担当ということで、ヴィヴァルディの有名な4つのヴァイオリンの協奏曲ではヴィオラパートを弾いてご満悦だったし、バッハのドッペルも随分楽しそうに弾いてたし、英国博物館で見つけたというヒューベルト・レオナードという人の3つのヴァイオリンの「スペイン・セレナーデ」という面白い曲を日本初演させたり、ブロッホのユダヤのなんちゃらって組曲を全曲弾き切っちゃったりと、音は小さかったけど存在感は大きかった。

年の功と言えば、こういう演奏会では恒例のメンデルスゾーンの八重奏曲、若いソリストが集まったヴァイオリンパートに対して、全体の手綱をしっかり締めたのは東京カルテットの3人だった。磯村さんすごい上手。菊衛さんすごい上手。チェロのはげたおじさんもすごい上手。東京カルテットって最近メンバー代わってからちょっと影が薄い印象だったけど、どうしてどうして、全然いいじゃないですか。この日演奏したドビュッシーのカルテットの第3楽章もすごいよかった。昔しらかわホールができて間もない頃に、まだ1stVnがピーター・ウンジャンでチェロが原田さんだった時に、当時は僕は全然知らなかったドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴いて、とても素晴らしい演奏で感動したんだけど、その時のことが懐かしく思い出された。この日の演奏も素晴らしかったけど、以前聴いたみたいな4人がまるで1人のような、音色の溶け合った響きとはかなり異なってはいた。その分輪郭がはっきりした、明快な演奏になっていた。

その他にもいろいろもりだくさん。とても楽しいひと時でした。

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