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2008年03月22日

ブラッハー&紀尾井シンフォニエッタ東京

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だいぶ経っちゃったけど、先週の日曜日に何年ぶりかで岐阜のサラマンカホールへ行ってきた。コリヤ・ブラッハー&紀尾井シンフォニエッタ東京。モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番をルドルフ・バルシャイが弦楽合奏に編曲したもの、以上3曲。ブラッハーは協奏曲ではもちろんソリストでしかも弾き振り、他の2曲もコンサートマスターの席に座って弾き振りで、かなり大変そう。そのせいかアンコールはなかった。

モーツァルトはビブラートを廃した歌い回しで印象的だったけど、さすがにヴァイオリニストなだけに、ヴァイオリンはノンビブラートで弾いていたけど低弦まで徹底されていなかった。まぁでもご愛嬌ということで。2曲目のブラームスのヴァイオリン協奏曲、この大曲を弾き振りとは!長い前奏を素人っぽい指揮で切り抜け、いよいよソロが入ってくる段になって客席の方を向きおもむろに楽器を構える。その音のなんという力強さ!強い箇所は男性的に力強く、弱い箇所では繊細でかつ強い意欲がみなぎり、40分の大曲があっという間に終わってしまった。ブラームスのこの曲はオーケストラが分厚すぎてソロがよく聴こえないって言うけど、ありゃ全然嘘だね。しっかり弾くソリストに、丁寧なオーケストラなら、とてもいいバランスで素晴らしい響きで聴くことができる。そしてソロが一通り終わる度にオケの方を向いて指揮をしていたけど、素晴らしいオケなので、ぶっちゃけ指揮必要なし。ソロの後ろでピッチカートをパート間で受け渡す部分とか、もちろん第2楽章冒頭のオーボエのソロとか、とても綺麗で充実した演奏だった。もともと好きでよく知ってるつもりの曲だったのに、改めて曲の素晴らしさに感激してしまったけど、それも素晴らしい演奏のおかげ。休憩後のショスタコーヴィチは強弱の幅を非常に大きくとっていたのが印象に残った。やっぱりあんなに小さい音で弾いても大丈夫なんだ。

この日はもう1つうれしいことがあって、旧知のおじさま・おばさまと何年ぶりかで再会したこと。とても元気そうでよかった。ここは娘さんが3人いて、上2人とは昔よく一緒に弾いたりして、一番下の人はドイツでバイオリンやってて、3人とも美人で性格もいいけど、僕的に一番ポイント高いのはこのおばさま。相変わらずの高エネルギーにたじたじとなってしまった。そして一番下の子が最近ケルンのオーケストラのコンサートマスターになったってことは風の便りに聞いていたんだけど、落ち着いてよかったとか、あのコントラバスの真ん中の人河原さんじゃない?あらーケルンでよくお話させていただいたわ、とか言っていた。やっぱケルンまでよく行くんだって。でもすごいよなーヨーロッパのオーケストラのコンマスだよ。僕らから見たら単にすごいなーうらやましいなーって感じだけど、それはそれで大変なんだろうけど。そしてドイツで豊田先生の後に誰につくかって時に、「まぁブラッハーでいいんじゃない」とアドバイスしたってのを確か豊田先生が自分で書いてたよなぁ。僕はブラッハーの演奏聴いてあっさり感激しちゃったんですけど、そのブラッハーに対して「まぁ、いいんじゃない」なんて、豊田耕兒氏さすが、レベルが違うと惚れ直したところ。

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