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2008年02月18日
ABQのブラームス

ブラームスの弦楽四重奏曲全3曲、アルバン・ベルク四重奏団の2回目の録音。なんとなく聴きたくなって出してみたけど、規律正しくかつロマンティック。でもブラームスの室内楽は、ABQの明快な演奏でもやっぱり難解。
この2枚組のCD、買ったばかりの頃かなりよく聴いたんだよね。暗い情感がうごめくOp.51-1がチェロ・ソナタの第1番とかぶって、曲的には一番気に入ってるんだけど、残りの2曲も捨て難い。なんといっても、ヴィオラのトマス・カクシュカを聴いてくれ!ブラームスはヴィオラを好んで云々、なんて野暮ったい講釈は不要、普段はやる気なさそうなカクシュカ氏、本番でうまくいかないとピヒラー氏に注意されて逆ギレするカクシュカ氏、そんなカクシュカ氏が大活躍するOp.67の第3楽章とか、やればできる!って感じで今なお強い印象を与えてくれる。そして忘れてならないのがOp51-2の最終楽章。冒頭バイオリンで出されたメロディをヴィオラが引き継ぐ。ピヒラーに勝るとも劣らない、カクシュカ氏のアクの強さ!途中、開放弦を交えて流麗さを排除、あえて作り出す無骨な表現がたまらない。
いつ聴いてもいい演奏はいい。もう生で聴く機会がないのが残念だけど、これまでの楽しい思い出とともに生きていくことにする。
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