« 2008年01月 | メイン | 2008年03月 »
戦う才人
僕はロリン・マゼールって指揮者はいつも奇をてらってるようでどうも好きになれなかったんだけど、この記事の一言でなかなかなヤツだと思ってしまいました。
将軍様が姿を見せなかったことについて聞かれ、「それを言うなら、まずは米大統領にわたしの公演に来て欲しいね。」
これは正しい!
そんな戦う才人マゼールの、戦う音楽を聴く。

チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」と「1812年」、ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」、リストの「フン族の戦い」。この中だったらやっぱベートーヴェンの最高傑作、「ウェリントンの勝利」だよね。フンメルやシュポア、サリエリも初演に参加したという壮大な作品。マゼールはこの曲を2回も録音してるから、よっぽど好きなんだろうね。流行作曲家ベートーヴェンの本領発揮な作品。
「将軍様はお忙しい」
「わが将軍様は大変お忙しい」ため残念ながら欠席だったニューヨーク・フィルの平壌公演、でもやっぱり才人マゼールがやってくれた!「いつの日か“平壌のアメリカ人”という曲も登場するだろう」と、得意のリップサービス。やっぱりねー。僕の事前の予想と微妙だがしっかりかすった。やったやった。
こんなことがうれしくて仕方ない自分、いかにも平和ボケした日本人って感じで、微妙。
ニューヨーク・フィルの平壌公演、いよいよ
話題のニューヨーク・フィルの平壌公演、いよいよ楽団員が平壌の空港に到着したようです。いやー、どんなことになっちゃうんだろ。やっぱ昔のモスクワ公演でショスタコーヴィチがたまらず舞台に飛び乗ってバーンスタインに駆け寄ったみたいに、「新世界」終演後に将軍様が舞台に上ってマゼールと抱き合っちゃったりするんだろうか。キムとマゼールのツーショット。テレビカメラに向かって声を合わせて「新世界へようこそ!」とか叫んじゃったりして。微妙。それとも「パリのアメリカ人」演奏前にマゼールが大演説をぶっちゃうかも。「俺はピョンヤンのアメリカ人!」。あれ、マゼールってどこの出身だっけ。でも将軍様も神妙な面持ちで「許可する。」とか言っちゃったりして。それとも芸術に造詣の深い将軍様なだけに、アリラン演奏中に「それは違う!」とか言ってマゼールから指揮棒取り上げて自分で指揮したりしちゃったりして。それとも才人マゼール、朝鮮語でアリラン歌い切って将軍様から後継者に指名されちゃったりして。
いろいろ妄想が膨らむ自分、いかにも平和ボケした日本人って感じで、微妙。
ABQのブラームス

ブラームスの弦楽四重奏曲全3曲、アルバン・ベルク四重奏団の2回目の録音。なんとなく聴きたくなって出してみたけど、規律正しくかつロマンティック。でもブラームスの室内楽は、ABQの明快な演奏でもやっぱり難解。
この2枚組のCD、買ったばかりの頃かなりよく聴いたんだよね。暗い情感がうごめくOp.51-1がチェロ・ソナタの第1番とかぶって、曲的には一番気に入ってるんだけど、残りの2曲も捨て難い。なんといっても、ヴィオラのトマス・カクシュカを聴いてくれ!ブラームスはヴィオラを好んで云々、なんて野暮ったい講釈は不要、普段はやる気なさそうなカクシュカ氏、本番でうまくいかないとピヒラー氏に注意されて逆ギレするカクシュカ氏、そんなカクシュカ氏が大活躍するOp.67の第3楽章とか、やればできる!って感じで今なお強い印象を与えてくれる。そして忘れてならないのがOp51-2の最終楽章。冒頭バイオリンで出されたメロディをヴィオラが引き継ぐ。ピヒラーに勝るとも劣らない、カクシュカ氏のアクの強さ!途中、開放弦を交えて流麗さを排除、あえて作り出す無骨な表現がたまらない。
いつ聴いてもいい演奏はいい。もう生で聴く機会がないのが残念だけど、これまでの楽しい思い出とともに生きていくことにする。
河口湖のおみやげ
親から、河口湖のおみやげをもらいました。

箱にはヨハン・シュトラウス。

しかし中袋はヨハン・セバスチャン・バッハ。なんでやねん。

中身はト音記号形のチョコレート。ごちそうさま。
「イタリアのハロルド」とか


今日はしっかり雪が降りました。積もったのは今年初めてです。例年だとクリスマス頃には一度ぱらつくんだけど、この冬は今までぱらつきすらしませんでした。そして降ったら降ったで突然積もりました。
そしてこの雪の中、コンサートを聴きに行ってきました。円光寺雅彦指揮名古屋フィルですが、目的はメインのベルリオーズ「イタリアのハロルド」。ビオラのソロはベルリン・フィル首席を務める清水直子。一度聴いてみたかった人なので非常に期待して出かけたのですが、とてもよかった。体全体を大きく使って、聴いているこちらも楽しくなってくる演奏をする人でした。名フィルも最近上手くなったし悪くない演奏はしているんだろうけど、なんか全然違いますね、上手下手じゃなくて、演奏に対する姿勢とか、そういう根本の部分から違う感じがする。聴いてるこちらが無意識のうちに引き寄せられてしまうというか、本当の一流の人にはそんな雰囲気というかオーラみたいなのがあります。清水直子さんすごいですよ、ほんとによかった。うれしかった。まだまだ日本も大丈夫だ。
この「イタリアのハロルド」、恥ずかしながら僕は初めて聴いたんだけど、噂に違わず、曲が進むにつれてハロルドの出番は減っていき、最終楽章ではハロルドはほとんどいなくなってしまった。今まであえて聴こうとしなかった自分は正しかったんだと思える妙な曲。ソリストは出番を待つ間直立不動でかわいらしく立っていたが、明らかに手持ち無沙汰だった。ああいうの見てると何か叱られて立たされてるみたいで気の毒な気持ちになる。
前半1曲目は、ボリス・ブラッハーの「パガニーニの主題による変奏曲」という珍しい曲。これも初めて聴いたけど、オーケストラのそれぞれの楽器がそれぞれ活躍する、とても面白い曲だった。けど、演奏する方も初めてなのか、なんか、しっくりこない演奏でしたね。舞台上から?マークがたくさん飛んでくるような。演奏会前に何回か練習してるんだから、それなりに理解してからお披露目してもらいたい。まぁ最初の有名なパガニーニの主題を弾いたバイオリン・ソロからしてビミョーな感じだったんで、それを引きずってしまったのかもしれないけど。それに比べると2曲目のリスト「レ・プレリュード」は堂に入った演奏だった。これで終わりの部分が、もっとトロンボーンのメロディラインを鳴らし切れればよかったんだろうけど、それができないので打楽器がジャンジャンやるだけの空虚なコーダになってしまった。このオケは、強いところは強くしきれず、弱いところは弱くしきれない。常に中庸でコントラストに欠けるのが今ひとつ物足りない演奏になってしまう一番の原因だと思うなぁ。まだ同じプログラムで明日もあるので、がんばってください。
偽装
「おっ、販売再開かぁ。ここのまんじゅう大好物なんだよね。もう消費期限を偽装するなんてことないだろうし。すいませ~ん、30箱くださ~い。」
数日後....。
「ああー、さすがに買いすぎだったかなぁ食べきれなかったよー。消費期限過ぎちゃったなぁ。....まぁいいか、食べよ。」
「ったくあの人頭悪いなぁ、いくら大好物だからってたくさん買い過ぎだよー。それに偽装がないなんてまだわからないよなぁまだまだ見極めないと。とりあえず買うの1箱だけにしとこ。」
数日後....。
「ああーしまったぁ、まんじゅう買ったの忘れてたよー消費期限過ぎちゃったよ。....まぁいいか、食べよ。」
タスミン・リトル
バイオリニストのタスミン・リトルのホームページで、"The Naked Violin"と題する最新アルバムが無料でダウンロードできるってんで早速アクセス。こちら。バッハのパルティータ第3番と、Paul Pattersonっていう人の割と聴きやすい現代曲と、イザイの無伴奏ソナタ第3番。CD用の画像ファイルまで用意するという手の込みよう。
ページ末には、タスミンのThree Step Challenge!!
Step1: イントロ聞いて、CDをダウンロードしてね。
Step2: 曲を聴いたら、どこが好きでどこが嫌いか私にメールで教えてね。
Step3: そしたらコンサートに来るか、CDを買って頂戴。どっちもしないなら、その理由を教えて頂戴!(多少キレ気味)
こんなにネットを駆使するなんて発想が若いなぁと思うけど、外国の人の年齢は見た目ではよくわからん。まぁともかく、今の世の中、どこの国でも楽器の腕だけでなくビジュアルも良くないといけないんですねぇ。
