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とてもよかった
昨日は名古屋市立大学OB管弦楽団の演奏会でした。フレーズの長いワーグナーの音楽は聴くのはとてもつらいけど、それを弾くことにはチャレンジ精神をかきたてられた。ドヴォルザークのソリストのロシア人は、練習が始まる時間になると行方不明になったり、他にもいろいろ大変だったらしいけど、本番はいい演奏をしたし、オケも柔軟性があった。僕はこの曲を以前に1度やったことあるけど、その時より全体の完成度は明らかに数段上だった。
チャイコフスキーの4番も、とてもよかった。この曲の最後はアマチュアがやるとたいてい管楽器があおって弦の音はどんどん薄くなり、パーカッションばかりがジャンジャンやって気分がいいのは自分たちだけの空虚な演奏になってしまうんだけど、最後までギリギリの理性を保っていたし、集中力と緊張感が途切れなかった。1楽章の弦楽器のテーマはずいぶん速いテンポで始まっちゃってどうなることやらと心配したけど、心配したのは僕だけではなかったらしく、徐々に落ち着いていった。外で聴いてると結構テンポがぶれたかもしれないけど、そのせめぎ合いの中で、落ち着いてしっかり曲を作りたい雰囲気の方がお祭りをしたいという雰囲気を上回ったんだと思う。それも練習の時から真面目に取り組んできた賜物。演奏後のブラボーとなかなか鳴り止まなかった拍手は、義理だけではないと思う。
指揮者の北原さんは以前と比べるとだいぶ、上のほうから降りてきて合わせてくれているなという印象。技量に合わせてテンポ設定をしてくれるし、それでがんばってきちんと弾けばきちんと音楽になるということを実証してくれた。ツァラトゥストラもワーグナーもドボコンもチャイコの4番も、北原さんでなかったらこれほどまでの実力以上の演奏ができたとは思えない。
それにしてもチャイコフスキーの4番はとてもよかった。有名な4番から6番までのシンフォニーの中で4番だけはなかなか馴染めなかったんだけど、真面目に取り組めばとてもいい曲に仕上がるんだということが実感できたのはとてもよかった。なかなかこういう経験はできるものではないので、こういう機会を与えてもらったことに感謝したいと思う。
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