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2007年09月17日

とてもよかった

昨日は名古屋市立大学OB管弦楽団の演奏会でした。フレーズの長いワーグナーの音楽は聴くのはとてもつらいけど、それを弾くことにはチャレンジ精神をかきたてられた。ドヴォルザークのソリストのロシア人は、練習が始まる時間になると行方不明になったり、他にもいろいろ大変だったらしいけど、本番はいい演奏をしたし、オケも柔軟性があった。僕はこの曲を以前に1度やったことあるけど、その時より全体の完成度は明らかに数段上だった。

チャイコフスキーの4番も、とてもよかった。この曲の最後はアマチュアがやるとたいてい管楽器があおって弦の音はどんどん薄くなり、パーカッションばかりがジャンジャンやって気分がいいのは自分たちだけの空虚な演奏になってしまうんだけど、最後までギリギリの理性を保っていたし、集中力と緊張感が途切れなかった。1楽章の弦楽器のテーマはずいぶん速いテンポで始まっちゃってどうなることやらと心配したけど、心配したのは僕だけではなかったらしく、徐々に落ち着いていった。外で聴いてると結構テンポがぶれたかもしれないけど、そのせめぎ合いの中で、落ち着いてしっかり曲を作りたい雰囲気の方がお祭りをしたいという雰囲気を上回ったんだと思う。それも練習の時から真面目に取り組んできた賜物。演奏後のブラボーとなかなか鳴り止まなかった拍手は、義理だけではないと思う。

指揮者の北原さんは以前と比べるとだいぶ、上のほうから降りてきて合わせてくれているなという印象。技量に合わせてテンポ設定をしてくれるし、それでがんばってきちんと弾けばきちんと音楽になるということを実証してくれた。ツァラトゥストラもワーグナーもドボコンもチャイコの4番も、北原さんでなかったらこれほどまでの実力以上の演奏ができたとは思えない。

それにしてもチャイコフスキーの4番はとてもよかった。有名な4番から6番までのシンフォニーの中で4番だけはなかなか馴染めなかったんだけど、真面目に取り組めばとてもいい曲に仕上がるんだということが実感できたのはとてもよかった。なかなかこういう経験はできるものではないので、こういう機会を与えてもらったことに感謝したいと思う。

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2007年09月06日

「続・クラシック音楽と本さえあれば」

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遅ればせながら、考える人2007年夏号「続・クラシック音楽と本さえあれば」を読んでいるところ。表紙でビルスマが5弦のチェロ・ピッコロを構える。ページをめくるとビルスマの自宅の雰囲気がうかがい知れて興味深いけど、自然が多くてゆったりした雰囲気で、そしてたくさんの本と楽譜!それに写真にうつるビルスマの表情が、穏やかないい表情をしてるんですね。あの落ち着きのない演奏姿しか知らなかったから、ちょっと意外というかギャップがあった。

この本ではさかんに演奏家と時代背景との関係を探る。ビルスマやアーノンクールなどの、古楽器演奏に早くから取り組み世間に広げた人たちの世代は、ちょうど幼少期を第二次大戦の最中に過ごしているわけです。この多感な時期に戦火を経験したことによって、時代に対する警戒感が培われて、それがそれまでの慣習にとらわれない古楽演奏に精力的に取り組むモチベーションになったと。メンデルスゾーンを中心とした、当時忘れ去られていたバッハの復活活動の背後にも、多分に政治的背景があったのではないかと。

あとは吉田秀和とかバーンスタインとかグールドとか、音楽と関係ないけどユニクロのUT STOREとか。内田光子のインタビューがとても面白かった2年前の「クラシック音楽と本さえあれば」と比べると、表紙の紙質がよくなくなって経費削減って感じ。

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2007年09月02日

演奏会終了

愛知教育大学管弦楽団同窓会の演奏会が終わりました。今はやりのネーミングライツで「中京大学文化市民会館」と名前も変わった名古屋市民会館で、大ホールも「オーロラホール」などというたいそうな名前がついていましたが、中ホールに至っては「プルニエホール」になってました。プルニエって誰ですか?と疑問を抱きつつ会場入り。

13:00というとても早い時間の開演で、リハーサルが終わってから落ち着く間もなく本番、まぁそれはいいとしても、仕切り役の人が「今日は時間がないから急いでください」とあんなに絶えず急かしていては、そうそういい演奏ができるとは思えないけどなぁ。誰か落ち着ける役の人が一人でもいればよかったのに。

でもプロだと開場時間を延ばしてまでもリハーサルをしてることもあるから、場慣れはそれなりに大事。友弦の演奏会の時はいつも直前までコーヒー飲みに行ってリラックスしてるんで、多少は慣れていて良かった。でも昨日はリラックスしすぎてむしろ本番でなかなかテンションが上がらなかったのは失敗。気持ちのコントロールもなかなか難しい。

「ツァラトゥストラはこう語った」は、止まらずに最後まで通るようなコツはオケ全体としてつかめていたような感じなので、本番でも変な切迫感というか緊迫感はなく演奏できたのではないかと。むしろ問題はブルックナーの方で、やっぱりこのブルックナーの4番って途中でだれるなぁと。3楽章でもう全然緊張感なくなっちゃってこれはまずいなぁとか思いながら弾いていました。プログラムが長くて疲れてきたせいもあるのかもしれないけど、やっぱり曲が冗長で聴かせる演奏をするのが難しいこと、それと朝から急かされ続けて無意識のうちに精神的な疲労がたまっていたんだと思う。

なんにしてもいろいろ勉強になりました。気持ちのコントロールはもうちょっと意識的に、テンションを上げたり下げたりできるようになりたいなぁと思ってます。

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