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2006年09月12日

王子vs北越

「なんでも鑑定団」に続いて「ガイアの夜明け」、王子製紙による北越製紙へのTOBについて。結果は失敗だったわけだけど、北越製紙側の地域密着ぶりが日本的で非常に好感が持てる。製品の値段も質も、今では何も変わらない。そうなると後は、今までどんな取引をしてきたか。今まで北越製紙さんによくしてもらったとか、無理を聞いてもらったとか、そういうことがあれば自然と地域ナショナリズムみたいなものが形成されて、よそ者の王子製紙が何を言うか、ということになってしまうわな。結果、わずかずつ北越の株を持つ北越の地元の企業が株を手放さず、日本製紙や三菱商事の乱入もあって、王子のTOBは失敗となったわけです。

しかし、実際こんなのんびりしたことをしていて大丈夫なのだろうか?製紙業界の将来を考えた時、王子の方が先を見通したまっとうな考え方をしていたんじゃないかというのは素人でも感じる。番組では製紙から撤退した常盤ティシュの社長さんが出てたけど、中国では最新鋭でしかも大規模な工場が出来ていて、さらに拡大するという。それを見た常盤ティシュの社長さんは撤退を決断するんだけど、下手したら日本の製紙業自体が撤退をしなくてはならなくなるかも。今回の王子と北越の話は、グローバルな視点で業界全体を見ている王子と、狭い地元地域にとらわれている北越、という感じがしないでもない。

それに後から入ってきた日本製紙と三菱商事、むしろこの辺りの方が曲者な感じがするなぁ。

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