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2006年04月24日

久しぶりに

土日に友弦合奏団の合宿へ行ってきた。ここのところ楽器を弾くことに対するモチベーションが全然上がらなかったけれど、この土日は久しぶりに楽しんだ感じ。エルガー「序奏とアレグロ」は、たくさんあるパートがちょっとずつ聴けるようになって曲もわかってきたし、テンポを作って引っ張っていく側にいるのを自覚しながら弾いたりもして、演奏に参加しているという気分をしっかり味わえた。あと個人的には音程だなぁ、メンデルスゾーンのちょっとした伸ばしの音とか、全然音程が取れへん。昔はもうちょっとマシだったような気がするけど、いつから自分はこんなに音程が悪くなってしまったのだろうか。

それにしてもここへ来ると昔のことを思って感慨深くなる。小さい頃は雲の上の存在だったような人たちと、今一緒に弾いているわけだからね。昔は楽譜もこなせなかったし周りも怖そうな人たちばかりだなぁと思って戦々恐々だったけど、月日の経つのは恐ろしい。僕は他のところでは態度はふてぶてしく頭も高いので、たまに友弦にきたところで高くなった頭はそう簡単には元に戻らない。気をつけよう。

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2006年04月19日

更迭の危機

日本サッカー協会B級コーチのライセンスを持つN氏は地元NPOチームの監督をしているが、公式戦で格下の相手に引き分けてしまい、更迭の危機だそうで。35分ハーフのゲームで、シュート数25本に対して相手は2本なのに1-1。相手がガチガチに引いてしまえばまぁそんなもんだと思うけど、結果が出ないとやっぱ監督としてはつらいらしい。ツテを生かして強いチームとの練習試合を組んで強化してきたという話は常々聞いていたし、その練習試合ではそれなりの手ごたえを得ていたようなので、なかなかうまくいかないものだなぁと。

彼はとても研究熱心なんですわ。日本サッカー協会から送られてくる機関誌(「テクニカルニュース」とか)を読んだり講習会に参加したり、自分のチームの練習やミーティングのためにノートを作ってまとめていたり。そしてマリノスの岡田監督みたく、きっちり線引きして選手とのプライベートの付き合いを自制している。ようそこまでやるなぁと思うけど、今ある状況の中でできるだけレベルの高いチームを作りたいんだろうね。刺激になるし参考になりますよ。僕もこないだの土日に5月の本番の練習があったけど、最近のモチベーションの低下を受けて惰性でこなすだけになってしまいかねない傾向が大アリ。モチベーションを保ち続けることができるというのも才能だし、モチベーションを保ち続けるのにも努力が必要だよね。

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2006年04月13日

Top 100 Works

日本ムラヴィンスキー協会から、「Yevgeni Mravinsky A Concert Listing 1930-1987」が送られてきた。僕宛ではないけど今は僕のもの。この本はムラヴィンスキーが生涯に行なったコンサートの日時、曲目がすべて網羅されているというとんでもない代物。アーデンのマスターがビル・エヴァンスのディスコグラフィみたいなの持ってたのを見せてもらったことあるけど、まぁそういう感じのもの。どこの世界にもマメな人はいるものですね。

アーデンのマスターは目を輝かせながら僕に見せてくれたけど、その僕は今目を輝かせながらこれを書いてる。どこの世界にも似たような人はいるものです。

それはともかく、終わりの方に「Top 100 Works」ということでムラヴィンスキーが取り上げた回数の多い曲が順番に並んでいる。限られたレパートリーを繰り返し演奏していた人だからか、最後の方のウェーバー「オイリアンテ序曲」とかストラヴィンスキー「ミューズの神を率いるアポロ」とかシュトラウス「アルプス交響曲」とかボロディン「だったん人の踊り」なんか生涯に数回しか取り上げていない。てかこんな曲やってんだな。もっともTop100から漏れた曲もあるだろうけど。

ざっと見渡して、同じ作曲家の曲でもかなりの偏愛ぶりがうかがえる。ブラームスは2番と4番が多くて1&3は妙に少ない。モーツァルトの交響曲は33番と39番のみ。ハイドンは88番のみ。シューベルトは「未完成」のみ。ソ連のプロコフィエフでさえ6番の交響曲と「ロメオとジュリエット」抜粋のみ。チャイコフスキーの交響曲でも5番と6番だけが突出して多い。ブルックナーは7番と9番のみ。てかブルックナーなんてやってるんだな。ベルリオーズは回数少ないけど「幻想交響曲」と「ファウストの拷罰」と「レクイエム」がある。てかベルリオーズなんてやってるんだな。そして若い頃オペラの副指揮者をやってたからか、ビゼーのカルメンなんてのもあったりする。

ようやく上位に目を向けると、まぁソ連の作曲家が多くて、一番多いのはチャイコフスキーの5番、第2位がショスタコーヴィチの5番でまぁそうだろなと。そして4位はチャイコフスキーの6番、6位はショスタコーヴィチの6番。5とか6という数字が好きなのかな。7位は1965年の超高速快演が有名なグリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲。8位にやっとドイツ人が現れて、ワーグナーの「タンホイザー」序曲。てかムラヴィンスキーって割とワーグナーの曲はいろいろやってるんだけど、政治情勢的に大丈夫だったのだろうか。ワーグナーってヒトラーが大好きな作曲家なんじゃなかったっけ。

3位と5位がまだだった。5位はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」抜粋。ムラヴィンスキーのいかつい顔にはおよそ似合わない曲だけど、CDも何種類か出てると思うし、かなりいいですよ。通常の組曲版も指揮したんだろうけど、ムラヴィンスキーは組曲にない曲を集めた独自の抜粋があって、くるみ割り人形がねずみの王様と戦うところとか、最後のワルツとか、僕は組曲に取り上げられている曲よりもはるかにいい曲だと思うので、彼の抜粋は非常に的確かと。

そして3位ですが、これはチャイコフスキーの名曲中の名曲だと思うんだけど普通の人は全然やらないよね。ロメジュリや1812年やスラブ行進曲やイタリア奇想曲なんかよりよっぽど深い、含蓄のある、哲学的な曲だと思うんですけど。幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」。確かにムラヴィンスキーの芸風にはぴったりやね。この曲は深いです。深い。この曲聴いたら他の曲はみんな軽率な尻軽な曲ですよ。

という自分にも十分に偏愛ぶりがうかがえる。そしてよりにもよってこんな曲、人生悟ってしまったかのような年寄り臭さ満載な自分。

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2006年04月05日

マッカーサーを叱った男

今日は何となくテレビを見ていたら、NHKの「その時歴史は動いた」で「マッカーサーを叱った男」。もういっぺんに白州次郎のファンになってしまった。吉田茂に抜擢されて戦後日本の建て直しの一翼を担った人物。GHQ相手でも筋を通す意思の強さが吉。番組タイトルは天皇からの贈り物をマッカーサーのところへ届けた際、床に置いておけばいいというマッカーサーのぞんざいな対応に激怒、あまりの剣幕にマッカーサーが謝るという逸話から。誰もがGHQに逆らえない時代の中で、GHQ主導の憲法草案に最後まで盾突き、ついには屈した際にも「今に見ていろ」「ひそかに涙す」という負けん気の強さ。講和条約の際の吉田茂の演説を、「戦勝国と同列に並ぶ講和会議で、戦勝国の言葉で戦勝国と相談して決めるなんてけしからん」と直前になって日本語に書き換えさせる話などまさに圧巻。

ちなみに彼の生前に親交があったという宮沢喜一氏も出演していた。とても年取ったなぁという印象。

そして「葬式無用、戒名不要」という遺言書が今更ながらに面白い。今年初めの「一個人」って雑誌に直筆コピーが載ってたのに、その頃は白州次郎の名前すら知らなかった。その雑誌も読み終わったら廃品回収に出してしまった。後の祭り。無知とは恐ろしい。

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2006年04月04日

ベロフのスーパーピアノレッスン

NHK教育でスーパーピアノレッスンというのをやってる。忙しかったり忘れてたりでなかなか見る機会がなかったけど、今回のシリーズは特に食指が動いたので録画までしてしっかり見た。ドビュッシー、ラヴェルなどのフランス音楽、講師はミッシェル・ベロフ。

今日はドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」でこてこての通俗名曲、生徒役の日本人の女性もとてもうまいし美人だし(美人はあまり関係ないけど)、そんな今更教えるようなことがあるのかなぁって最初は思ってしまうんだけど、こういうのって違うんだよね。ベロフが弾き始めると、もう最初の音からして全然違う。どう言ったらいいかわからないけど、世界が違う、格が違う、というか。

ベロフがいいことを言っていた。良い絵を見たり良い音楽を聴いたりすることが、良い演奏をする糧になる。人前に出る前に、自分にいいものをインプットしておかないと。

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