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演奏会のレビュー。自分が聴いたのも、自分が出たのも。

自分が聴いたもの   自分が出演したもの



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 2006.3.23(THU)
アンサンブル金沢


 2006.3.5(SUN)
ヴォルフラム・クリスト





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 2006.3.23(THU) at 愛知県芸術劇場コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢

   八橋検校/倉知竜也編/六段の調〜箏とオーケストラのための
     箏:正派邦楽会・東海支部会員
   ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調Op.104
     Vc:堤剛
   ブラームス/交響曲第3番ヘ長調Op.90
     指揮:岩城宏之

アンサンブル金沢は定期的に名古屋に来ているのですね。志の高い実力のあるオーケストラなので期待して出かけました。まず初めに箏の音で日本人の血を騒がせた後は、日本チェロ界の重鎮、堤剛氏のドヴォルザーク。恥ずかしながら生で聴くのは初めてでしたが、まさに圧巻の演奏でした。ものすごい緊張感と求心力で、この40分以上かかる大曲をしっかりと聴かせました。何より音量が大きい。大きい編成のオーケストラが相手ということで常に強音で弾きまくっていたので、どうしても音が平板になってしまう感があったけど、なぜか音楽は平板にならずむしろ雄弁になるのが謎。そしてたまに現れる弱音の美しい響きにもまた惹かれる。オーケストラも気持ちののった演奏で応えていました。客席も一体となった充実した演奏で、演奏後も何度も何度も舞台に呼び戻されていました。本当に、本当に聴きに行ってよかった。

後半のブラームスの3番はその反動か、妙に力の抜けてしまった演奏に感じた。我々聴衆に原因があったのかもしれないが。それでも破綻なく、聴かせる演奏をするのがさすが。アンコールにはブラームスの有名なワルツを演奏していました。



 2006.3.5(SUN) at スタジオ・ルンデ
ヴォルフラム・クリスト ヴィオラ・リサイタル

   ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
   シューマン/おとぎの絵本 Op.113
   ミヨー/四つの顔
   ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
     Pf:野原みどり

ベルリン・フィルの元ヴィオラ首席のクリストくんです。失礼だとは思いながらも、親しみを込めてついつい「クリストくん」と呼んでしまう。だってかわいらしい風貌だから。ベルリン・フィルで一際大きな存在感を放っていてとても印象に残っていた人でしたが、リサイタルがあるというのでこれは貴重な機会だと思い、速攻でチケットを入手して足を運びました。

曲はヴィオラの定番で固めたコテコテヴィオラプロ。クリストくんの音はなんというか、軽いんだけどしっかりしてるというか、弓を弦にしっかりひっかけて素早く横に動かすといった感じかな。弓を動かしている間も常に弦に対してしっかりテンションをかけ続ける奏法とは違う。以前に生で聴いたベルリン・フィルの音そのものでちょっと感激した。そしてクリストくんの音楽は極めて表情豊か。弱音は綺麗で、普段は無理のない音量で弾いているからたまの強音がとても映える。きちんと設計してるなぁという印象だった。たまにおやっと思う音程があったけどご愛嬌ってことで。

無理したり力んだりせず自然に弾いているなぁと思ったけど、広いホールだったら弾き方変わってもっと圧力をかけた音が多くなるのだろうか。小ぢんまりとした空間で、すぐ目の前で、自然な演奏が聴けてとてもよかった。

にしてもブラームスの晩年の作品は難解。アンコールはカリヴォーダという人の6つのノクターンから2曲。演奏後にピアノの野原さんも「私も今回初めて知りました」と言っていた忘れられた作曲家の曲だったけど、性格の異なる2曲でとても楽しめました。