ここは初めて出るオケでしたが、現役の名市大オケには出たことあったので、まぁ似たような雰囲気かなぁといった感じ。指揮者もエキストラも身内みたいな人たちが多くて、妙な一体感があって僕もやりやすかったですね。
これだけ大変な曲ばかりで、それでも練習では指揮者のおかげもあっていい感じに仕上がってきてたのに、本番ではいろいろありましたね。まぁ「ドン・ファン」では僕もその一翼を担ってしまったわけですが、それよりも細かいところが全然弾けなかったのが、僕がこの曲をやるのはまだ早かったってことですかね。その分「巨人」は自分的にはまぁそこそこ。最初に話をもらった時に、技術的に悲惨なほど大変で自分が弾きこなせるとは思えない曲ばかりだったので、その時の予想から比べればまぁいい感じに弾けたかなと。自分の上達と未熟さを両方味わうことのできた、なかなか貴重な経験でした。
にしても「巨人」は薄い作りの曲だね、室内楽的というか。今まで弾いたことのある2番と6番ではそんなこと感じなかったんだけど、今から考えると単にその時の演奏のせいでそう思っただけで、2番も6番も本当は薄い曲だったんだと思う。そしてバイオリンとコントラバスのソロは素晴らしかった。
では最後に、名古屋市在住のTさんよりご感想をお寄せいただいておりますので、紹介させていただきます:
名市大OBオケ定期演奏会感想。
コンマスの姉さまのスライディング登場に始まり、マーラーの第1での第3楽章での木管楽器群のひょろひょろぶりについに音楽の流れが止まってしまって途中からやり直しか、と思うようなハプニングも結構あって別の意味で実にスリリングではありましたが、OB/OGの厚かましさで?なんとか危機をすり抜けたのは立派なものでした。
このオケの特徴は低音楽器の充実と、金管や打楽器群の元気さにあるようです。冒頭のウェーバー「オベロン」序曲でのホルンソロもさしたる破綻もなく、2曲目の実にごちゃごちゃしたリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」での木管を含めた管楽器の生きのいい響きなど大したものだと思いました。ところが休憩後のマーラーになると曲の性格があるのでしょう、つまり各個人奏者の技術の力量が絶えず必要とされる音楽の書き方のようで、個々で木管楽器群の自信のない吹き方がもろに現れていくつかの破綻を見せ、ついに第3楽章のあわや停止状態一歩手前までに至ったと思います。失礼な言い方ながらこの曲での木管の奏者が多く女性が占めていたのも一因なのだろうか。リヒャルト・シュトラウスではクラリネットなど男性が思い切り吹きまくっていたという印象があるもので、どうしても対比して捉えてしまうのかもしれません。
第2楽章冒頭のチェロによる合奏や、フィナーレでの思い切った盛り上がりなんかもあって面白い演奏会だと思った。
以上