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■ 2001.12.16(SUN) at 岐阜メルサホールJ列5番 酒井淳&中野振一郎 バロック・クリスマス バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番ト長調BWV1027 バッハ/パルティータ第4番ニ長調BWV828 マラン・マレ/ヴィオール曲集第4巻「異国趣味の組曲」より10曲 |
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日本が誇る古楽界のホープ、酒井淳と中野振一郎のデュオ・リサイタルです。クリスマスってのとは関係ない選曲だとは思うけど....。ちなみにヴィオラ・ダ・ガンバを生で聞くのも初めて。酒井氏の楽器はいかにも新作といった面持ちの楽器でした.....。 それにしても随分タイプの違う2人ですねぇ。酒井氏の演奏はまず曲全体の均整をとっているのに対し、中野氏は一瞬一瞬のひらめきを大事にしているというか、いつぞやラジオで聞いたインタビューでバリバリ関西弁でまくしたてていた、そのままの演奏。あとはガンバを聞くにはこれでもちょっとホールが広いかなと思った。 さて、曲のほうはよくわからないからボロが出ないうちにこの辺で。アンコールはカタロニア民謡の「鳥の歌」、バロック調で。 |
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■ 2001.12.15(SAT) at 守山文化小劇場 名古屋大学医学部室内合奏団 第20回定期演奏会 詳しい曲目はこちら。 |
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自分が以前に在籍していたとこの演奏を聴くというのはほんと緊張します。ったく、心臓に悪い。絶対に寿命が縮まった。 まぁでもがんばってるってことはわかったよ。最後の2曲のtuttiのは割と安心して聞けたから、人はたくさんいるんだしもう来年から小編成はやめてtutiだけにするのも手かと思う、本気で。それと、いかにも普段せまい部屋で練習してますってのがバレバレ。特にヴィヴァルディのOp.3-10。きちんと弓の毛と弦を接触させて、圧力かけて弓の幅もたくさん使って、しっかりした密度の濃い力強い音が出せるようにならないと。特にソロの5人はもっと自信を持ってしっかり弾かないと、曲の面白さが激減です。 今後、聞いてる人にもっと大きな印象を与える演奏がしたいなら、自分の出した音をきちんと聞けるようにしてください。音程、音質とも。自分の出したい音のイメージ(場面場面によって違うはず)を持って、それに近づけるよう。出した音に責任を持ってください。そう思って練習すればだんだん右手も自分の思い通りコントロールできるようになると思います。くれぐれも、人の見た目を真似するのでなく、音の方を真似してくださるよう、お願いします。 と弦楽器の話ばかりになってしまったけど、フルートも、まずはきちんと音が出せるようにしてください。で、出した音の良し悪しを自分で客観的に判断できるようになることです。 ところで老婆心ながら、来年からビラ&プログラム作りは大丈夫なの?いつまでも長老氏に頼るわけにはいかないだろうし、頼るつもりなら相応の謝礼を支払わないと。 |
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■ 2001.12.9(SUN) at 名古屋市民会館大ホール 名古屋市立大学管弦楽団 第46回定期演奏会 サン・サーンス/交響詩「死の舞踏」 スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より「高い城」 チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調Op.64 指揮:井崎正浩 |
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なんかこの日もいろいろなアクシデントが。家を出る時にコート着るの忘れて寒い思いしながら歩いたり、楽屋の場所がわからなくてあちこち徘徊したり、ってな感じでもう最初から大変でした。おまけにゲネの時に楽器から金属音みたいなのがしてたから休憩の度にアジャスタを外したり取り付けたりと楽器屋みたいなことをしてみたり、チャイコの4楽章で前後から時間差攻撃(僕の後ろが走る走る、まー難しい箇所だから仕方ないが)を受けて混乱状態に陥ってみたり、本番前に歯を磨こうとして家に忘れてきたことに気がついた歯ブラシが本番後にカバンの奥から出てきたり。ここまでくると笑うしかありませんな。 肝心の演奏のことも書かないと。僕はサン・サーンスは降り番で、スメタナとチャイコの2曲に出場。サン・サーンスのは初めて聴いた(というかきっと以前に聴いたことあるんだろうけど全然記憶にない)んだけど、いかにもサン・サーンスっぽい演奏効果を追求した作品だなぁと。派手なコンセプトで書かれた曲ではないんだけど、派手です。Vnソロも力演。スメタナの「高い城」はハープがカッコよかった。ホルン・木管の音程も本番が一番合っていたようで何より。僕の譜面のめくり方も素晴らしかった(自画自賛)。 メインのチャイ5、練習よりだいぶ速かったですねぇ(笑)。1楽章からもう結構速いなぁと思いながら弾いていたのだが、4楽章は露骨に速かったですね。しかしゲネプロで時間差攻撃を受けた部分は本番では持ち直していたところに理性を感じた(それとも最初からこれ以上走れないほど速かった?)。ま、でもこれくらいの気持ちを入れて演奏しないとお客さんには通じないでしょう。弾く方は大変だったけど聴く方は楽しかったと思いますよ。アンコールはチャイコの「眠りの森の美女」のワルツ。 そういえばとある方からVnのことも書いてくれと頼まれていたのだった。しかし自分のことに必死であまりよく聴いていなかったのであった(ゴメンナサイ)。楽屋がわからなくて迷っていた時に、コンミスさんが声をかけてくれて楽屋を発見してくれたので、あぁきっとここのVnの人はみんな親切なんだろうなぁと感謝したのでした(コンミスさんだけだったりして)。チャイ5の1楽章の2ndVnもちゃんと音合ってたし、良かったのではないでしょうか。それより木管で楽器吹く時の姿勢が悪い人が多いのが気になったのだが。 |
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■ 2001.12.8(SAT) at しらかわホール1階B列11番 グスタフ・レオンハルト チェンバロ・リサイタル ルイ・クープラン/組曲ホ短調、2つのファンタジー フローベルガー/組曲第18番ト短調、トッカータ第21番、 組曲第14番ト短調、トッカータ第9番、 皇帝フェルディナンド3世の悲しい死に寄せる哀歌 ベーム/コラール・パルティータ「ただ神の摂理にまかす者」 パッヘルベル/ファンタジア 変ホ長調 ラインケン/トッカータ ト短調 J.S.バッハ/ファンタジア イ短調BWV922 組曲ヘ短調BWV823 組曲ホ短調「ラウテンヴェルクのための」BWV996 |
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古楽界の重鎮レオンハルトのチェンバロ・リサイタル。大バッハ以前の音楽から大バッハに至るまでの曲を集めてます。とは言っても僕の知らない、しかも同じような曲ばかり。うーむ。まぁチェンバロの素朴な音色が純粋に楽しめたのでよしとしよう。 休憩をはさんでバッハの3曲。こうやって聴くと、あぁバッハの曲だってのがはっきりわかります。音多いです、明らかに。よく言われる対位法的な手法が云々ってのもよくわかります。いくつかのメロディが絡み合ってるのがよくわかる。バッハは革新的な作曲家だと思わされました。 それにしてもレオンハルトはもう70歳を超えているというのに、矍鑠(「かくしゃく」とはこんな字なのか)としてます。背筋もピンと伸びてるし、さっそうと歩いていたし。毅然とした雰囲気をかもし出していて印象深かったです。もう今回が最後の来日なんて言われてたけど、まだ大丈夫なのではなかろうか。 アンコールは大バッハの長男ヴィルヘルム・フリードリヒのサラバンドと、大バッハの無伴奏チェロ組曲第4番のサラバンド(おそらくレオンハルト自身がチェンバロ用に編曲したもの)。今日は1つとして聞きなれた曲がなかったので、最後に無伴奏第4番のサラバンド弾きはじめたときはうれしかったですねぇ。ありがとうレオンハルト! |
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■ 2001.12.3(MON) at 川越町あいあいホール2階2C列10番 マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル シューマン/アダージョとアレグロOp.70 R.シュトラウス/チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6 シューマン/幻想小曲集Op.73 プロコフィエフ/チェロ・ソナタ ハ長調Op.119 Pf:ヴァディム・サハロフ |
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初体験のホール。最近は地方にもいろいろホールができてます。あいあいホールはすごい綺麗な建物の中にあって内装も綺麗なんだけど、いかにも多目的ホールですってな感じで。公民館チックなホールで超一流ソリストを聴く。このギャップがなんとも。 ブルネロはFMで聴いたことがあるけど、生で聴くのは初めて。実力派で鳴らしている人です。実際聴いてみた感想は、かなりの力演派。音でかいし輝かしいです。マニアックな話だけどおそらく張っていた弦は上2本がLarsen、下2本がSpirocore(しかもタングステン巻、だと思う)で、輝かしい音が出る典型的な組み合わせ。あまりにギラギラした音なのでシューマンの2曲は僕のイメージとはかなり違った、もっと地味に弾いてほしいなぁと。でもソナタ2曲はよかったのではないかと。体格いいしバリバリ弾くところなんぞロストロポーヴィチに通じるところがあるなぁと。 今回はピアニストにもちょっと注目していたのでした。ヴァディム・サハロフという人は最近クレーメルとピアソラの曲を入れたりしている人。アンサンブルうまいですねぇ、主張してるようできちんとチェロに合わせてます。しかし、これまた音がでかい。2人して音量があるもんだからホールの中が音の渦になってました。 聴衆にも注目。今回もおよそクラシックのコンサートに縁があるとは思えない、町内会の集まりみたいな人たちが多数。シューマンの「アダージョとアレグロ」のアダージョが終わったところと(そんなとこで拍手するなよ)R.シュトラウスのソナタの1楽章終わったところで拍手をしてた人が結構いたけど、その後楽章間の拍手がパタリとやんだのが謎。R.シュトラウスの1楽章は気合入った演奏だったから拍手するのもわかるけどね。 |
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■ 2001.11.28(WED) at 紀尾井ホール2階BL1列20番 アルバン・ベルク四重奏団メンバーによる室内楽 シューベルトの「ます」 モーツァルト/ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493 シューベルト/2つの即興曲 変ロ長調Op.142-3、ヘ短調Op.142-4(ピアノ独奏) シューベルト/ピアノ五重奏曲イ長調D.667 Op.114「ます」 アルバン・ベルク四重奏団員 Vn:ギュンター・ピヒラー Va:トマス・カクシュカ Vc:ヴァレンティン・エルベン Pf:田部京子 Cb:河原泰則 |
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こんなのそう聴けるものじゃないですよ、アルバン・ベルク四重奏団(ABQ)がゲストを2人も迎えてシューベルトの「ます」を弾く。無理をしてでも聴きに行かないと。そして演奏会自体も期待に違わず素晴らしいものでした。 まずモーツァルトのピアノ四重奏曲。田部さんはCDでもFMでも聞いたことがなくまったく初めてだったんだけど、いかにも物腰柔らかそうな人。女性らしい柔らかで神経の行き届いたタッチで弾き進んでいきます。一方ABQはそれとは対照的に動きのある演奏。まるで性格が違うんだけど、それが違和感でもあり、面白くもあり。僕の席からはVcがほぼ正面に見下ろせたんだけど、エルベンさんは時折笑みを浮かべたりして、普段とは違って全くリラックスしているご様子。3楽章のピアノと弦の掛け合いなんか面白かったですねぇ、この曲こんなにおもろい曲だったんですねぇ。でもピヒラーさんは途中で肩当て落として慌てとった。 次はビラには載っていなかった、ホール行ってから演奏されることを初めて知ったシューベルトの即興曲。僕的にはこの日の白眉だったかも。ピアノのソロの曲なんて全然知らないんだけど、知らないからかえって素直に体に入ってくる感じ。下手に先入観がない方がよっぽど楽しめるという好例。田部さんのピアノはほんとに繊細できれいな音です。シューベルト弾きでならしているってのがよくわかった。鬱々とうつろう雰囲気がたまりません。 休憩時間にはロビーで日銀の速見総裁らしき人物を発見。さすが東京、有名人もおるわな。 そしていよいよ「ます」です。コントラバスはサン・サーンスの「白鳥」を弾かせたらその辺のチェリストよりも正しい音程でしかも叙情的に弾いてしまうという河原泰則氏。「ます」の1楽章と4楽章は僕も演奏会で弾いたことがあるけど、特に1楽章は技術的に弾きにくい曲なんです。しかしエルベンさんは弾きにくそうにするどころか易々と弾いていた。うーむ、むかつく。1楽章冒頭をなんとD線で弾いていた。ふむぅぅなるほどぉぉぉ。ピヒラーさんが休符の時にじっとピアノを見ていたり、エルベンさんと河原さんが目を合わせたりと、いやーなんか自分が弾いた時のことを思い出して勝手に感極まってしまった。楽しいんだよね、この曲。とは言うものの自分たちの下手な演奏ではここまで感極まれないのも事実なのだが。叙情的な第2楽章(VaとVcのユニゾンの部分が特に素晴らしい!)、ひたすら突き進むスケルツォとゆったりしたトリオの対比が明快だった第3楽章。そして有名な第4楽章の第5変奏ではさすがにエルベンさんもマジな顔して弾いていた。神経使うとこだからね。 とここまではよかったのだが、最後の第5楽章で思わぬ展開が!なんと曲の前半部分が終わった時点で拍手する人が続出。えっという表情で客席をにらむピヒラー氏。その直後、動揺した田部さんが繰り返しを間違えてpのところで思い切りfで鍵盤たたいたり。これ間違えるとかなり恥ずかしいんだよなぁ。妙にニヤつくエルベン氏。あたしゃ大笑いで声上げないのに必死でしたっすよ。ほとんどお笑い演奏会の様相。まぁそれもご愛嬌ということで。 |
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■ 2001.11.25(SUN) at しらかわホール1階A列10番 オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」 ベートーヴェン/11のバガテルOp.119 ベートーヴェン/ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129「失われた小銭への怒り」 ベートーヴェン/幻想曲Op.77 ブラームス/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24 |
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超個性派でならすオリ・ムストネン。面白いから結構好きなピアニストです。でも客席はガラガラだったなぁ...。 僕はピアノのソロリサイタルを聴くのは初めて、しかも知らない曲ばかりということでどんなもんかと思ったけど、いやぁ1人で舞台を務めるというのは大変ですねぇ。孤独です。 この人の特色は妙なアクセントとスタッカートの多用なんだけど、録音で聞いてると結構耳につくのが生だとそれほどでもない(僕の中に先入観があったからか?)。すごい集中力とテクニックで、ゆっくりな楽章も割と速めのテンポで動きがあるから、一気呵成に弾ききるといった印象を受けた。だからと言って単調だとかいうわけでもなくて、瞬間瞬間のひらめきで音の質を変えていったり。ソナタのような構成のしっかりした曲よりも、何度も同じテーマを繰り返すロンドや変奏曲みたいなのの方がこの人にあってるように思った。後半のブラームスなんか知らない曲だったんだけど、良かったですよ。楽器もよく鳴って迫力あったし、やっぱ最前列というのは迫力あっていいです。僕の隣のおじさんブラボー連発。弾き終わるとほんとにクタクタって感じで、若いのによぼよぼと帰っていく。あれはもうちょっとしゃんとした方がいいとは思ったけど。 アンコールはシューマンの「子供のために」からシェエラザードと、ベートーヴェンのバガテルOp.126-1 |
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■ 2001.11.13(THU) at 名古屋市民会館大ホール4階4列27番 サー・ロジャー・ノリントン指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団 モーツァルト/「魔笛」序曲 ベートーヴェン/交響曲第2番ニ長調Op.36 ブラームス/交響曲第1番ハ短調Op.68 |
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会場に入る時にもらったプリントに、わざわざ「携帯電話をお持ちのお客さまは、鳴らぬように、電源をお切りください。」なんて書いてある。まぁそれはいいとして、その下には「クラシック・コンサートの慣例により、楽章間の拍手は、ご遠慮ください。」なる注意書きが。もーここまでくると余計なお世話だけど、どうも客層を見てみると普段絶対にクラシックのコンサートにこないようなおばちゃんグループばかりで、こりゃ大量に売れ残ったのをばらまいたな、ってのがバレバレ。開演前には会場係とおぼしき人たちがあちこちで「携帯電話の電源をお切りくださーい」の大合唱。うーむこれは....いくらなんでも.....。 それはともかく演奏の方だけど、僕は今までブリュッヘンを生で2回聴いたし、アニマ・エテルナも聴いたし、ウィーン行った時にはアーノンクールも生で聴いたので、古楽器系の人たちのもそれなりに聴いてきたつもりだけど、それでもこの「魔笛」、かなりショッキングでしたねぇ。シュトゥットガルト放響なんてバリバリのモダン楽器オケ、それのすみずみにまで古楽器の奏法が行き届いているし、打楽器ばりのアクセントをつける管楽器に弦楽器が消されてしまうってこともなくて各パートが明瞭に聞こえてくるし、これだけはっきりした効果を生で聴いたのは初めて。コーダでなだらかなクレッシェンドではなく段階的に音量を上げていった(しかも露骨に)のも面白かった。続くベートーヴェンも同じような解釈でティンパニ(小型)と管(トランペットはナチュラルトランペットだ)のアクセントが強烈、弦はビブラートを控えたシンプルな音、1楽章はエネルギッシュで鮮烈な演奏だったけど、だんだん向こうの手がわかってくると飽きてくる。というわけで尻すぼみの感あり。 しかも、ノリントンのおやじが1楽章終わったところで客席を振り返ってニヤッなんてするもんだから、なんじゃこいつとか思いながらもみんなしてつい拍手してしまったけど、そのおかげでその後の楽章間でも拍手をする人が続出、もらったプリントの効果なし。やれやれ。 そして後半開始前には「楽章間の拍手は演奏効果の妨げとなりますので、ご遠慮ください」の場内アナウンスが。ここまでくると笑うしかありませんな。 さて、前半そのままの解釈で演奏されたらたまらんなーと思ったブラームスの1番、これはいい演奏でしたねー。編成が大きくなった分、毒々しさがやわらいだというか。冒頭のティンパニにいちいちフレージングしていたのも面白かったけど、圧巻は4楽章。これはほんとよかったです、20世紀の名演奏ばりに深い音色の序奏、弦による主題は短いフレージングで音も澄んでいたし、さっぱりしてるんだけどそれで逆に濃厚な印象を受けるというか。コーダに向かっていく部分ではティンパニが乾いた音で強烈に打ち鳴らす、現代のでかくて響きの豊かなティンパニでは絶対に表現できないですよ、あれは。緩急のよく効いた演奏でした。いやー楽しかったです。 しかし、これは感動というのだろうか?ペテンの匂いを感じないでもないが... ちなみに、懸案の楽章間の拍手もありませんでした。 あとは楽器の配置が興味深かったですね。弦は左から1stVn、Vc、Va、2ndVn。コントラバスは最後列でティンパニと並んでいた。そのティンパニは前半は向かって右側、ブラームスでは中央に移動。 というわけで、あとはこのページでノリントンについて勉強してください。 |
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■ 2001.11.10(SAT) at 三重県文化会館大ホール3階6列9番 ウラディーミル・アシュケナージ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 スメタナ/交響詩「モルダウ」 ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調Op.104 Vc:スティーヴン・イッサーリス ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」 |
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もともと予定ではドヴォルザークの2曲のみのプログラムだったのだが、当日会場へ行ってみたら「マエストロとチェコ・フィルのご好意により、プログラムにスメタナの『モルダウ』を追加します」なる張り紙が。これは文化後進地に対する配慮か、それともホール側がごり押ししたのか。何はともあれもうかった。フリッチャイのリハーサルLDを見て以来、最高の名曲だと思い込んでいるスメタナの「モルダウ」、本場チェコ・フィルの演奏とあっては悪いわけありませんがな。 そして今日1番のお目当て、イッサーリスが登場してのドボコン。イッサーリスはまだこの曲を録音していないのでかなり楽しみにしていました。この人はガット弦を使っているので大きいホールでは音量がどうかなと思い、それもあって1番安い後ろの席を買ったんだけど、やっぱオーケストラに負けているなぁと思った反面、聴く前に予想していたよりはよく聞こえた。1回聴いただけでは細かいニュアンスまで聞き取れない自分が情けないが、うまいねぇこの人。難しいってのをまるで感じさせずに弾いていた。音色も個性的。楽譜はどこの版を使っているかはわからないけど、僕が持ってるペータースの原典版とだいたい同じだったみたい。3楽章の楽譜では一弓スタッカートになってる部分、世のチェリストはみんな弓を返して弾くけど、イッサーリスはちゃんと楽譜通りに弾いていた。 それにしても、伝統を重んじているチェコ・フィルの音色よりイッサーリスの音の方が古風で素朴な感じがした。ちゃんとフルートも木管の音がしたしホルンも響きすぎない骨ばったいい音だったのだが。 メインの新世界は、うーんどうなんでしょ。pの部分でも割としっかり鳴らしていたけど、ちょっと常に鳴っているっていう状態が自分的にはマイナス。強弱の幅がないとかそういうわけでもないんだけど、常に音量があるってのに威圧感を感じてしまって。まぁそれが本場だと言われたら仕方ないけど。そして妙に楽章の間をあけないアシュケナージ、3楽章なんか調弦してる人もいるのにいきなり指揮し始めてティンパニのおじさんは露骨に落ちていた。そして終わったら「もう時間だから帰って酒でも飲もう」ゼスチャーをしてそそくさと帰っていった。アンコール用意してありそうだったのに。 |
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■ 2001.10.27(SAT) at 愛知県芸術劇場コンサートホール |
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| 名城大学管弦楽団 第17回定期演奏会 | ||
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ベートーヴェン/「エグモント」序曲 リスト/交響詩「前奏曲」 シューマン/交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」 指揮:吉田年一 |
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僕はリストとシューマンに出たんですけど、いやーいろいろなことがあった演奏会でした。リストでは、静かなところで舞台裏から大きな声で話してるのが聞こえてきて(!)、ちょっとこれはいただけませんね、というかステージ係としての常識が全くなってない。演奏終わって舞台裏に引っ込む時に、当然小言を言わせてもらいました。きちんと教育しておいてもらわないと。 シューマンでは、客席に指揮するおじさんが現れました。僕は前から5列目の客席側で弾いてたんだけど、すぐそこの座席に陣取って指揮したりスーハー息をしたり。おまけに時計をピッピやってるもんだから、何してるか気になっちゃって。楽章の合間に様子を見ていたら、何やら一生懸命書き込みをしてて、それもアンケートじゃなくてプログラムに書き込んでるし、なんだろなーと思ってたら、どうも演奏時間を計測してたみたいですねー。「カラヤンより○秒遅い」とか思いながら聴いてたのかねー。演奏終わってから目があったけど、向こうは何食わぬ顔をしていた。うーむ。 演奏の方ですけど、本番はなんとかしたなーっていう印象。リストの速いところは本番はさらに走ってもう泣きそうだったけど、個人的には途中から何とか立て直しました。シューマンはボーイング(弓使い)が難しくて大変だった(たくさん間違えたし)けど、まぁ音はそれなりに出したからいいかなと。練習の間はホルン遅いなぁ刻みをちゃんと聞いてるのかなぁなんて思ってたけど、本番は割とマシでした。というかこちらの柔軟性が鍛えられたせいかもしれないけど。 |
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■ 2001.10.21(SUN) at しらかわホール |
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| アンサンブル名古屋 第16回演奏会 | ||
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モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲 ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調Op.21 ベートーヴェン/バイオリン協奏曲ニ長調Op.61 指揮、Vn:山口裕之 |
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開演前に舞台裏のラウンジでのぺーっとしていたら、トレーナーのM好氏がやってきて「シンフォニーは林くんの好みとは違ったでしょー」なんて言われちゃいましたけど、別にそんなことなかったですよ。ちゃんと3楽章のメヌエットもスケルツォ気味な解釈だったし。去年ここはハイドンの104番をやって僕も出して頂いたんだけど(あれは好みじゃなかったなぁ、ハイドン後期のメヌエットもやっぱスケルツォでやってもらわないと)、ハイドンの104番とベートーヴェンの1番は曲ができた時期はそう変わらないと思うんだけど、何となく違いますね、やっぱり。ハイドンは飄々としてないといけない感じだけど、ベートーヴェンは力を込めて弾かないと。去年も今年も割とベートーヴェン的な弾き方で、もうちょっと差がでるとよかったのに、とは思いました。 フィガロは、練習の最初の頃はかなり速いテンポでやってて泣きそうになりながら弾いてたけど、本番が近づくにつれて落ち着いてきた印象。本番も、演奏会のオープニングということで、さわやかでいい感じだったと思います。 ベートーヴェンのVn協奏曲は、シンプルでほんといい曲です。山口先生も気合入っとりました。いろいろ小細工とかせず淡々とシンプルに弾き進めていたのが曲にマッチしていてよかったです。3楽章のカデンツ後のチェロとコントラバスもよかったです。dimが早いような気がしたので僕は音量残すように弾いてたんですけど、外から聴いててどうだったんですかね(中で弾いてるとよくわからんです)。まぁ何も言われなかったんだからよかったのかなぁと。カデンツは初めて聴くものだったんだけど、誰のだったんやろ。アンコールはロマンス、ト長調。 |
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■ 2001.9.9(SUN) at 碧南市芸術文化ホール/エメラルドホール |
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| ミト・デラルコ 第2回碧南演奏会 | ||
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モーツァルト/弦楽四重奏曲第13番ニ短調K.173 モーツァルト/弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464 モーツァルト/弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K.589 |
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オリジナル楽器による弦楽四重奏団、ミト・デラルコが今年も東海地方にやって来た!(でも名古屋からかなり遠いけど...)今年はモーツァルトづくしのプログラムで、若い時の曲から1曲、名曲ぞろいのハイドン・セットから1曲、そして晩年のプロシャ王セットから1曲と、1日でモーツァルトの生涯が楽しめるという趣向。こうやって聴くと素人の僕にも作風の違いが何となくわかります。K.173はいかにも弦楽四重奏の書き方を勉強してますといった感じ、K.464は完璧に書き方をマスターして完全な曲ができましたって感じ、K.589はそれを捨ててまでも綿々とつなげたいメロディがあります、って感じ。楽しい演奏会でした。 最初のK.173、終楽章がフーガで書かれているんだけど、このテーマがどっかで聴いたことあるなぁと思ったら、先日友弦合奏団の演奏会でやったヘンデルの合奏協奏曲Op6-6とそっくりだと判明。聴きながらO沢先生の指揮する姿が頭から離れなかった(集中力なさすぎ)。それにしてもこの人たちはほんとにうまい。日本の古楽器奏者のレベルは高いですねぇ。 終演後、2ndVnのバディアロフさんが自分で作ったバロック弓とクラシカル弓が置いてあったので手にとってみる。現在普通に使われるペルナンブコではなくてスネークウッドで作った弓なんだけど、堅くて全然しならないという印象。1度こういう弓使って弾いてみたいなぁとも思いますね。 |
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■ 2001.8.18(SAT) at 愛知県芸術劇場コンサートホール |
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| 愛知教育大学管弦楽団同窓会 第5回演奏会 | ||
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ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー ホルスト/組曲「惑星」Op.32 指揮:三河正典 |
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この演奏会、正式に話をもらったのが本番の2週間前、こんな短期間しかないの引き受けたのは初めてだったっすよ(プログラムにも名前が載ってなくて、僕の名前だけシールで貼ってありました)。まぁそれでも必死にさらって、そこそこ弾けるもんですね。本番はかなりボロが出てしまったけど...。 ガーシュウィンはホルン、トランペットなどの管楽器をバイオリンの向かい側に配置。ソロで目立つところ(例えば冒頭のクラリネットとか)では立って吹かせていました。この曲の実演は今まで見たことなかったんだけど、これが普通なんだろか?ホルストの「惑星」は管・打楽器が充実した派手な曲ですね。最後の天王星では女声合唱も登場、舞台裏で移動してフェードアウトの効果を出したりしてました。弦楽器のエキストラや合唱に中学生がいて、団員が自分の生徒を連れてきてたそうで、いかにも教育大学のOBオケって感じですね。 2年に1回というお祭りオケでいかにも楽しむことに重点を置いているって雰囲気で、僕も気楽に楽しんでいましたが、その中で指揮者の先生は1人真面目に仕事に取り組んでいました。速くてほとんど誰も弾けてないような部分をゆっくり弾かせてトレーナーみたいなこともやってくれたり、合唱の中学生たちに発声練習させたり、ほんとに1からやってくれてて、これには僕を無理矢理引きずり込んだH岡氏も「丁寧にやってくれてありがたい」と素直に感謝していました。 そしてアンコールは合唱も交えて「ふるさと」(山田耕作の曲だっけか?)とエルガーの威風堂々第1番。エルガーは以前にやったときはいかにいい加減に弾いていたかということを実感。 |
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■ 2001.7.13(FRI) at しらかわホール1階D列5番 |
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| 工藤重典(フルート) & 曽根麻矢子(チェンバロ) | ||
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C.P.E.バッハ/フルート・ソナタ ト長調Wq.133,H.564「ハンブルク・ソナタ」 ブラヴェ/フルート・ソナタ ニ短調Op.2-2「ラ・ヴィブレィ」 N.シェドヴィル/「忠実な羊飼い」より第6番ト短調 ラモー/新クラヴサン曲集より「雌鶏」、「3連音」、「エジプトの女」 J.S.バッハ/6つのトリオ・ソナタよりヘ長調BWV525 J.S.バッハ/オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ロ短調BWV1030 |
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最初のC.P.E.バッハの曲は、だいぶ古典派っぽくてメロディはフルートのみチェンバロは伴奏と和音付けって感じだったけど、残りの曲はいかにもバロックって感じで。工藤さんはバッハのトリオソナタ以外は木管のフルートを使っていて(フルートはもともと木管、つまり木でできていたのだぞ。金属製なんて邪道)、柔らかい音色がよかった。終演後サインもらいに行った時になぜトリオソナタだけ金管を使ったのか聞いたんだけど、もともとフルートの曲ではない(オルガン曲やね)からだって。ふーん、別にそれはそれでいいけど僕的には全部木管でやって欲しかった、チェンバロとの相性も木管の方がいいように思ったし。バッハの2曲はトリオソナタの形式で書かれているわけだけど、旋律2声部をフルートとチェンバロの右手で、っていうの、どうも僕には違和感があるんですけどね。どう弾いても対等に絡み合わないような気がするし、低音と旋律1声部が同じような音色というのもどうも。って曲がそう書かれているから仕方ないんだけどね、きっと僕の勉強不足なんでしょう。アンコールは3曲、バッハのオルガン作品のアレンジ、テレマンのソナタf-mollのVivace、そしてバッハのアリオーソ。アリオーソは僕の好きなチェンバロ協奏曲ばりの装飾音つけまくりバージョン、こうでなくては! このコンサートは直前まで聴きに行こうかどうか迷ってたんだけど、行ってよかったですわ。僕にはバロックが1番しっくりくるみたいで。どうしても曲目が地味(僕は1つも知ってる曲なかったぞ)なんでお客さんも少なめだったように思ったけど、雰囲気はかなりよかったですね。 |
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■ 2001.6.17(SUN) at しらかわホール |
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| 名古屋友弦合奏団 第14回演奏会 | ||
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モーツァルト/ディベルティメントK.137 ヘンデル/合奏協奏曲 ト短調 Op.6-6 ヴィヴァルディ/「調和の幻想」Op.3より 第12番ホ長調 Vn:須田悠 チャイコフスキー/弦楽セレナード ハ長調 Op.48 指揮:大沢美木 |
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依頼がくると自分が出世したことを実感できる友弦合奏団です。去年に引き続き出演。ここではいつもいい思いをさせてもらってます。まったく去年でクビにならなくてよかった。 ヴィヴァルディは降り番で、残り3曲に出させてもらいました。モーツァルトはまぁ無難に。ヘンデルは去年やった曲に比べるとかなりとっつきにくいというかつかみどころがないというか、よくわからないまま本番も終わってしまった。うーむ。ヴィヴァルディのソリストは相変わらずうまかった。今年の子は特に2楽章の丁寧な弾きぶりが立派だなぁと感心。 メインは、難しいからと今まで僕が避けて通ってきたチャイコフスキーの弦セレ。ついに逃げ切れなくなって仕方ないから今回必死にさらいましたがな。でもまぁもともと大好きな曲で、こういうレベルの高い合奏団で弾けて、曲に対するイメージもさらに上昇。4楽章の序奏からAllegroに入ったところ、ちょっと走り気味の人とそれを抑えようとする人と、駆け引きがあって弾きながらどっちに転ぶかハラハラしましたねー(僕だけ?)。本番はこういう駆け引きがあるのが面白い。でもこの合奏団は小さい子が多い割には理性がありましたねー。ビオラも強力メンバーなので、4楽章展開部のビオラとチェロの掛け合いがかなり楽しく弾けました。出番とそうでないところの区別をきちんとつけてくれる人たちと弾くのはほんと弾き甲斐がありますね。 |
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■ 2001.5.21(MON) at 紀尾井ホール1階16列13番 |
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| アルバン・ベルク四重奏団 | ||
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ハイドン/弦楽四重奏曲第74番ト短調Op.74-3「騎士」 ルトスワフスキ/弦楽四重奏曲(1964) シューベルト/弦楽五重奏曲ハ長調D.956 Vc:原田禎夫 |
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今年も日本にやってきたアルバン・ベルク四重奏団(やっぱ日本はもうかるのかね...)。でもうちの方には来ないから、仕方ないから東京まで聴きに行く。紀尾井ホールも初体験。きれいなホールでした。おまけに周りの環境がいい。上智大学の隣り。頭良さそうな学生さんがたくさん歩いてて、僕は場違いな雰囲気を醸し出してきました。 で、感想ですけど。ハイドンの「騎士」はもともとぱっとしない曲だなぁという先入観があって、生で聴いてもやっぱりぱっとしないなぁと。ホールの性格もよくわかってなかったし、やっぱ音が上の方に抜けちゃっていたのかも。2階席の方がよかったかもと。1楽章終わった後で1stVnのピヒラーさんとVaのカクシュカさんが何か話をしてたから、彼らの中でもしっくりいってなかった部分もあったんだろうと思う。2曲目のルトスワフスキは理解不能。 このまま終わってたらわざわざ東京まで来たのにふざけるな、ってことになってたんだけど、いやーシューベルトはおもろかった。ABQは4人が結構勝手に弾いて結果的にアンサンブルが合ってる、っていうのが特徴だと思ってたし僕もそういうのが好きだったんだけど、外から1人加わるとやっぱその1人は異質だなぁと感じた。ABQは割と硬い音、原田さんは柔らかい音色(昔生で聴いて感動した東京カルテットの音そのものでちょっとうれしかった)で。西洋人4人に東洋人1人という見た目の違和感かもしれないけど。でもその異質なもののブレンド感がたまらん。いや、別に合ってないとかそういうわけじゃなくてアンサンブルはやっぱり完璧だしやりたい放題の1stVnを原田さんがきちんと支えてたんだけど、それでも微妙に異なる雰囲気が非常に面白かった。そしてやっぱり中声部の2人はうまい!何とも形容しがたいきれいな和音。カルテットはやっぱ中の2人が重要。
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■ 2001.3.20(TUE) at 今池ガスホール |
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| 名古屋大学医学部室内合奏団 第19回定期演奏会 | ||
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ブラームス/弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18 第1、2楽章 グリーグ/ホルベルク組曲Op.40 その他たくさん |
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一昨年で引退して去年は客席で聴かせていただいたのに、なぜか今年は復活して舞台の上に立っていました。僕が出させていただいたのは上記2曲、その他にもたくさん曲があって相変わらず盛りだくさんの内容でした。誘ってくれてありがとう。とても楽しかったですよ。 とはいえ最初に練習に行ったときはどーなることかと思ったよ。ブラームスはともかく、ホルベルク、完全に空回りの第1楽章、妙に遅い第5楽章、他の楽章もなんと言うかただ音を出してるだけで気持ちがないんだな。こんな感動的な曲なのになぜ!とその時は思ったけど、さすがに本番が近づいてくるとみんな気持ちも乗ってきていい感じに。人数少ないサークルの強みか、みんな仲が良くて一体感があるのがいいですね。ほんとまとめ役の部長はじめ幹部の方々のご苦労には頭が下がります。 演奏面では、アマオケでありがちな1stVn偏重型にならず、各パートを対等に主張させていこうというのはいいことだと思います。というかどの曲も各パート対等に書かれているのに2ndVn以下は単なる伴奏って感じで弾いてるとこが多いんだよね。ホルベルクももちろん、ブラームスも2ndVaと2ndVcがしっかり鳴らしたおかげで厚みのある演奏になったと思います。って自分か。自画自賛。 課題としては、一生懸命になりすぎない、ってことでしょうか。某OBも言っていたように剛柔の柔の部分がない。というのはこの年になったから思えることで、学生のうちはとにかくガムシャラにやるのもいいかなと思う気持ちも僕の中にはあるんだけど(そうじゃないとこれから年をとる意味がない!)。まぁたまには距離をおいたところから自分たちを眺めてみる、それくらいの余裕があってもいいと思います。短い学生時代ですから、音楽だけじゃなくバイト、旅行、勉強、恋愛、飲み会など、いろいろ取り組んでいろいろ経験して、それがまた来年の演奏に生きるといいですね。 |
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■ 2001.3.11(SUN) at 愛知県芸術劇場コンサートホール |
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| 名古屋ムジークフェライン管弦楽団 第16回定期演奏会 | ||
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メンデルスゾーン/劇音楽「真夏の夜の夢」序曲 R.シュトラウス/歌劇「ばらの騎士」組曲 ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調 指揮:岩村力 |
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昨年に引き続き、今年も誘われてムジークの演奏会に出演することになりました。でも交渉して前半のみの出演とさせていただきました。こんなの全曲もやっとれんて。 メンデルスゾーンはともかく、「ばらの騎士」は弾いててわけわからんかったですね。それでもウィーンっぽくひたすら甘いワルツに終始していて、掛け合いも何回か練習に出たりCD聴いたりして少しはわかったけど。他の人はそれ以上にわかってなかったみたいだなぁ、弾くだけで必死になっちゃうからね、どうしても。アマチュアがやるには難しすぎますわ。でもその必死さがお客さんには受けたみたい。まぁこんな曲はもう一生できるかどうかわからないから、こういう機会に弾くことができてよかったといえばよかったです。わざわざ自分たちの首を絞めるような選曲しなくても、と思ったけど、こういう選曲がこのオケの幹部さん達の考え方だしこのオケの存在意義でもあるんだろうから。 |
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■ 2001.2.18(SUN) at 愛知県芸術劇場コンサートホール3階2列34番 |
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| 名古屋フィルハーモニー交響楽団 第267回定期演奏会 | ||
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マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」 S:菅英三子 MS:竹本節子 合唱:グリーン・エコー、名古屋芸術大学合唱団 指揮:小林研一郎 |
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| コバケンの「復活」、席もいい席だし、期待して聴きに行ったんだけどなぁ....。ホールのせいか知らんけど、弦楽器の音が全然飛んでこんし(というかもともとの音量が小さいのか)、管楽器の音もデッドで、曲が巨大で熱血漢の指揮者だもんだからオーケストラの非力さが余計際立ったって感じ。オケの音よりコバケンのうなり声の方が響き渡るってどーゆーこと?そしてアマチュアのオーケストラで一番嫌いなのがとにかく打楽器をガンガンやって強制的に場の雰囲気を高揚させようってのなんだけど、まさかプロのオーケストラでそんなことされるとは思わなんだ。 | ||
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■ 2001.1.24(FRI) at 愛知県芸術劇場コンサートホール3階1列19番 |
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| 名古屋フィルハーモニー交響楽団 第266回定期演奏会 | ||
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エルガー/チェロ協奏曲ホ短調Op.85 Vc:工藤すみれ エルガー/交響曲第1番変イ長調Op.55 指揮:十束尚宏 |
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当初の予定では尾高忠明さんの指揮だったんだけど、病気のため十束尚宏さんに交代。これは自分的にはかなり残念だった。 最近CDも出てかなり売れっ子らしい工藤すみれさんを初めて生で聴く。どの部分も丁寧に、そして弦をよく鳴らしていて、すげーなーと感心した。しかし僕の好みとは違うかな、もっと羽目を外す部分があってもよかったんじゃ。育ちのいいお嬢様、って感じ、いい意味でも悪い意味でも。でもめちゃうまかった。3楽章が一番よかったかな。反対にオケはからっきしだった。合わせものの下手さを露呈、って感じで、ちっとも流れていかないし。この辺はソリストとの合わせもあまりやってなかったのかも。どっちも様子を窺うような雰囲気で最後まで行ってしまった。それにしても、最初のビオラのメロディには幻滅しました。 休憩後のエルガーの交響曲は、某H先生にいい曲だといって昔聴かされたけどよくわからんかった曲で、生で聴いてもよくわからん曲だった。2楽章がマーラー6番の冒頭の雰囲気に似ていておもろかったけど。それにしても長い。これだけ長いから最後の最後で戻ってくる1楽章のテーマが印象に残るんだろうけど。いい曲だけど長すぎるな。 |
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